杉田水脈の『新潮45』のLGBTに関する記事は、言いたい事はわかるが国語力がない事が悲劇
杉田水脈が『新潮45』に寄稿した記事に関して野党も批判し、なんでも政権批判に結びつけたい人も乗っかって話題になっている。
最近よくある記事の部分的な「物言い」が抽出(トリミング)され、どんどん一人歩きし様々なイデオロギー主張に利用されていく。
ましてや文中で批判された朝日新聞、それに連なるリベラルメディアのアレルギー反応は相当なものだ。
原文読んでみた
やはり原文の全部を読まないで批判するのは良くないと思い、新潮45の寄稿を読んでみた。ま、元々なんでも乗っかれる材料を探してイデオロギー主張に利用する人たちは文章の本意なんでどうでもいいんだろうけど。
まず、もちろん突っ込みどころを与えたのは国語力の問題だ、すでにメディアで取りざたされているが「子供を産めない事を生産性がない」というところと「LGBT」でない事を「常識」、「普通であること」と言ってるとこだと思います
たしかに、この文言は当時者でない私でもあまりいい印象は持たない表現です。
ですが、文全体で言っていることは最近の欧米のメディアでも、よく言われている事でめずらしい話ではありません。
しかもLGBTの中でTを別に扱うべきだとか、当時者へのヒアリングなどむしろ、そのあたりのオッサン議員よりもきちんと対応している感があります。その中で、税配分のプライオリティとしては母数から考えて優先事項が他にあるんじゃないの?という意見です。
以前にも感動ポルノについて書いた事があります。
個人的には、既視感がある話です。人の注目を集めるのは感動的でないとダメなんですという考え方です。感動も求める人は、自分の思っている悲劇や感動も対象者に期待するという話です。それはソーシャルグッドにも繋がる話だと思っています。
ソーシャルグッドへの批判
数年前から企業が広告に社会的貢献の取り組みを加味することがトレンドとされ、様々な広告に取り入れられてきた。
難民支援、エイズ、シングルマザー支援、環境、LGBTなどCSRなどとして行ってきた活動にストーリテリングを持たせて広告に利用し認知や社会的インパクトを印象づける戦略としてソーシャルデザインされてきました。
もちろんNPOやNGOも、多額の予算を得るために広告プランナーと一緒にキャンペーンなどの企画デザインに参加します。
ただ、世間がそういうものをたくさん見かけるようになってくると、あざとい狙いだけが見え透いて来るものも多く出てきます。
その中で使いやすいもの、目立つものを使用し安直なものには「なんだ、いい事してるって言ってるけど金儲けのために利用しているだけじゃん」という事を多く聞かれます。事実そうなのだから、しょうがない。
いくつもの大手企業の役員が、本当にLGBTに理解があるわけではありません。ただ広告トレンドだから代理店に言われるがままそういしているだけの場合が多く。ちょっとした言動や他の企業活動との齟齬で突っ込まれたりすることもしばしばです。
もちろん素晴らしい例もあり、すべてを批判するものではありません。作り手が本気でレスペクト持って作れば素晴らしいものができます。ロンドンパラリンピックのCMはもっとも気持ちいいひとつです。
今までのパラリンピックのものが「見に行ってあげよう」というノリのものだったところに、このCMはMeet the Superhumansと「こいつら超人じゃね?ヤバイくね」というノリですごくパラリンピアンをクールだと描いています。最も成功した例ですが、作り手の気持ちが見えます。
ただ残念ながら、利用しているだけ感が見えるものがたくさん広告代理店により生み出されてるのも現状です。
彼女は言ってるのは社会設計がソーシャルグッドでおかしくなってる。という話
彼女の寄稿を全文読んでいると、朝日新聞につならるリベラルの人や議員達がソーシャルグッドの波に乗ってLGBT支援を公的に組み込もうとしてるけど、いやいや社会設計の優先順位として子育て支援のほうが優先しょ?ってしごくまっとうな事を言ってるっわけです。それは、数の分母が違うから。
日本の各自治体がドバイみたいに金持ちならいざ知らず、税金から得られる予算はかぎられるので、予算は優先順位をつけて配布しなければならない。
なのに一部の政治家がLGBTを人たちを思うのではなく、LGBTに理解があるっていいじゃん!って思う人たちの支援を取りたくて自治体の予算に無理矢理組み込もうとしてるということです。
実際のLGBTでもきちんと読んで、別に反論ないと言う人もいる
twitterで数人のゲイの人たちが、ちゃんよ読んだけど私は別におかしな事は言ってないと思うという冷静な意見を表明もしていました。
言葉狩りが先行して、マスコミは「生産性」という言葉遊びに終始し根本的な話にまったく踏み込まず浅い議論で終始する。
ファスト思考の典型ではないでしょうか?日本はマスコミも含めてスロー思考をきちんとしないとまずい事になるような気がする。
なにより、主張するほうも取材するほうも読むほうも国語力である。大学まで母国語で勉強できる国は世界に少なくない。LGBTや安保などセンシティブな話をするときこそ国語力が必要だと思う。
オーストラリアの科学者が、癌細胞を永久的に眠らせる今までとまったくアプローチの違う新薬を開発
オーストラリアのJonathan Baell(ジョナサン・バエル)教授、Tim Thomas(ティム・トーマス)、Anne Voss(アン・ボス)准教授のチームは、マウスのがん細胞を永続的に休眠状態に置くことが可能になる新しいタイプの薬を発見したと2018/8/1Nature Natureに掲載された。
まったく新しいアプローチ
10年の研究を経て実現化されたこの薬は、今までのがん細胞を駆逐する、攻撃するタイプの薬物治療は細胞に不可逆的なDNA損傷を引き起こすリスクも内在し健康な細胞も攻撃してしまう副作用も考えられます。
この新薬は、がんの成長を促進する特定のタンパク質の生産を止めるように設計されています。
"細胞は死んでいないが、もはや分裂し増殖することができない。この能力がなければ、がん細胞は事実上止まってしまう”
という考え方のもとに研究し、癌の進行を停止させるか、またはヒトにおける再発を遅らせるのに有効であると考えました。
次のステップは、この概念が具体的にエビデンスを持ち、これからぞれぞれの癌や人に対して適切に働くたんぱく質と化合物を特定していく事だと述べられています。
また臨床まで行くには少し時間がかかりますが、とにかく副作用なく癌の進行を一次停止できる薬とは非常に希望がもてる話です。
大手製薬メーカーも含めた数々の失敗の果てに
トーマス博士曰く、この開発は数多くの大手製薬会社が過去に試みながら、ことごとく失敗に終わり。その理論そのものが疑問視されはじめていた概念だったそうです。
これは10年を要しおよそ250万種類の化合物をスクリーニング
化合物を開発するのに数年。実証までにまた数年かかったそうで、延べ52人が関与したそうです。まさに執念ですね。
細胞増殖を阻止するために新しく開発された薬剤(赤色)の参考イラスト
専門家達も評価する、大きな一歩
ニューサウスウェールズ大学の癌生物学者のDarren Saunders(ダレン・サンダース)は、この研究の重要性を説いています。「この研究は、病気の生物学的な基礎を読み解き、化合物を発見し、そのロジックに沿って医薬品を設計、動物モデルでの試験での成功」まで網羅している。
人に対する薬物としての評価はこれからですが、極めて信頼性のおける内容のようです。現在はこの大規模なプロジェクトへのパートナー組織などを探す段階に入ったようですが、是非全世界的に速やかに進めて欲しいですね。
これが実現すれば、とにかくこの薬で一次停止させ外科的手術や光治療、IPS、分子標的薬などの根治の選択肢を選べるかもしれません。
全部有りの子とユーチューバーを目指す子、現代のカースト
夏の甲子園が開幕する
もうすぐ甲子園が開幕する、現代においては野球が出来る子をスカウトして集めた私立強豪校がほとんどになるだろう。 筋肉バカなどと言うように、昔は勉強はできるけどスポーツはダメとか、頭はからっきしだが将来はスポーツで食べていけるだろうという子が多かったように思う。 ところが、これはレガシーな考えなようだ。
今年も甲子園の常連校の大阪桐蔭が出場する。その中の注目選手の1人が根尾 昴(ねおあきら)君だ。 岐阜県出身の彼だが、投手、ショート、センターをすべて高いレベルでこなすセンスの塊だそうだ。すでに少年野球で日本代表に選ばれ世界大会に参加してるかたわら、スキーでも中学スキー大会男子SLで優勝。 そちらでも将来を嘱望されていたようです。 家庭はご両親ともにお医者様で、中学の成績はオール5で生徒会長もやっていたそうです。まさに全部有りの典型。
他の例でも見てみよう。ラグビー日本代表に名をつらねる福岡堅樹選手は、祖父の代から医師の家庭に育ち、3歳から中学生まで習っていたピアノを弾きこなし。福岡県下有数の進学校である福岡高から筑波大情報学群に入る。 大学進学で医学部は失敗したがラグビー引退後に再度チャレンジしたいと言っている。
ロシアワールドカップの出場の記憶に新しい武藤嘉紀は写真の通りのイケメンだが、慶應義塾大学出身、家族がスポーツショップを経営していて30店舗以上を展開しているそうです。お父様も慶応出身。 しかも本人のエピソードが、代表で同じ年齢の宇佐美曰くうそみたいに爽やからしいので、完全無欠です。慶応で同級生だった元CAの奥様と結婚、奥様の父は衆議院議員という鼻血が出そうな構成です。
特例だけでない子供のカースト
これは、うちの子供をいかせている私立学校にもちらほらいまして、結果的に宝塚音楽学校に受かった同級生も
・美人
・良い子(性格)
・成績良し
・バレエは先生並
・英語日常会話は大丈夫
・もちろん裕福
という感じです。
こういった、全部ありの子供がちらほら世間に見受けられるようになったのと同時に、こんな子達が増えています。
・勉強できない
・ヤンチャでもない
・スポーツやらない
・もてない(イケメンでもない)
・性格卑屈
・裕福でない
つまり、不良だから勉強しないとか、スポーツばかりしてるので勉強できないというのは一昔前に話で、とにかくスマホやユーチューブやラインやバズドラだけで青春をつかっちゃう子が増えているのです。で、twitterなんかで相手をみつけてはdisりまくりストレスを晴らします。そりゃ暇だわなクラブも勉強もしてなきゃ。
で、結局ユーチューバーを目指す
ま、個人の自由なので大きなお世話なんですが、彼らがよく目指すのがユーチューバーです。 動画で何かを流して、大金持ちになりたいみたいです。
ま、はじめるのはパソコンとカメラだけあればできるしね。
小学生も出てきています。しかも目立ちたいので住所さらして、むちゃくちゃされて困ってる子もいるみたいですね。
ダンスなんか教えなくていいからメディアリテラシーを授業に入れるべきですよね。手元に24時間検索できるツールを持っているのに、なんで情報商材に騙される奴が多いのか考えないとダメだと思います。国語力とメディアリテラシーが圧倒的に重要ですよね。
もちろん、勝手に出前や通販を頼んだりするやつも悪いですが、この子達や最近のユーチューバーを見てると、日本の教育を考え直す時期に来ているのでは?と思います。 何より日教組がやってきた、平等信仰がとてもダメだと思うんです。 前にも書いた、平等と公平(Equality and Equity)の違いがわかっていないと思います。
先に書いたように世の中に確実に各差はあるわけで、それをないなんて言っちゃダメですよね。それは見てみないフリをしてるだけで、ある子はスイッチ買ってもらえて、ある子は買ってもらえなかったりするわけだから。 いくら運動会で順番つけなくても意味ないよね? こうなると子供の頃からダブルスタンダードを身につけていくわけです。先生に前では、そういう事いっちゃダメだから。当然本当の意見はアンダーグランドに行き、イジメに繋がるわけです。つまり自分よりも何かの条件でカーストが下の人間をみつけて蔑むわけです。
年寄りのお門違いな認識
こういう事を言っていると、一部のお年寄りは貧乏でも努力すれば問題ない。俺たちも貧乏から這い上がった。なんてお門違いな事を言う人がいる。
昔のように日本全体が貧乏でスタートが同じなのではない、類い希なIQでもあれば別だが今の塾やピアノの講師もだてに高い金は取っていない。大人が真剣にどうやったら伸びるかを、能率的なコツを何年も実績を蓄積しているのだ。スポーツにしてもクラブチームに入るのはお金がかかる。もちろんコーチもJリーガーだし、くだらない上下関係で1年間を球拾いに無駄についやしたりしない。先輩に使い走りをしてもサッカーはうまくならない。
今は環境の違いを挽回するにはかなりの努力と運が必要になる。それを把握せずに俺たちの時代は・・なんて言うジジイの意見はまったく参考にならない。残念ながら日本はまだ社会の意思決定機関の多くにその世代が居座っている。
格差があることを認めるところから始まるんでは?
差はあるとして、それを埋める、もしくは違う方法を模索すべき。 みんな平等ですよって言うんじゃなくて、差はあることはふまえて何をしていくか?をそろそろ考えないとカーストは広がるばかりだと思うけどね。
カジノ法案をめぐる、茶番の駆け引き
やっと通ったカジノ法案。与野党での論戦(それほどのものか?)が繰り広げられましたが、民衆の反応は冷めたものだった気がする。
野党が再三訴えたギャンブル依存称のリスクや、それによる多重債務者の増加などのリスクはあまり民意を得なかったようですね。
新聞もなぜかそこはまったく論評にいれないが、それはやはりパチンコや公営ギャンブルをスルーしてそこを訴えるのは無理があるだろうということではないでしょうか?
パチンコ業界からの献金や、関連会社への警察OB、天下りの受入などでちょっとやそっとじゃなくせない構造になっているようです。
世界的に見ても、町中で子供の目に入るところで博打をするのは日本とイギリス、アジアの一部だけです。
カジノは大人の社交場で、リゾートやIRなどのわざわざ出向くところにしかないのが通常です。
本国で禁止されているパチンコ
私は嫌韓ではべつにありませんが、このパチンコ業界に韓国・朝鮮系のルーツを持つ人が多いのは事実です。
ところが韓国本国では国の発展を妨げるということで、パチンコは禁止されています。歩いていける駅前にあって、服装もジャージでもいいところのほうが依存性のリスクはあるんではないでしょうか?
そこを言わずにカジノを批判する茶番に民意は反応しなかっただけですよね。
昔バイトしていた料理人などは、ギャンブル依存の人がちらほらいて給料日に次の日の競馬で全部すって金借りてる人いましたからね。
カジノのあるなしは、別に関係ないのでどちらかというとカジノをオーケーにしてパチンコ屋を町から撲滅して欲しいです。
政治家や警察OBとずぶずぶのパチンコ業界
もちろん今回わざと回避していたのは理由があります。パチンコチェーンストア協会という大手のパチンコ屋がほとんど入っている業界の任意団体にアドバイザーとして与野党含め数十人の政治家が名前を連ねています。
沈黙はロビー活動のたまものと言うことですね。
またパチンコの台をチックする財団法人保安電子通信協会という団体も存在し、これは業界とは別の第三者によってチェックを持たせると言えば聞こえはいいが、警視庁の警視総監が天下りし幹部に数人のOBが入る天下りを作るための組織になっていますね。
賭博を取り締まるための警察も政治家も、がっちり組み込まれているわけです。
直接TVみたいに札束を懐にしのばせなくても色々な方法はあるわけです。もちろん、これは合法ですし、協会もだれでもいいがたまたま歴代警視庁OBがなったわけです。
法案だけでは、まだ準備不足
プライベートジェットを受け入れるところが少ない
日本では、国際空港の数がすくなく滑走路も少なく夜間発着ができるところも少ないので、世界の超VIPは当然のごとく使うプライベートジェットの受け入れる数に限りがあります。
神戸空港が当初のプランで、一部にそういうところを設けようというプランもあったようですが、関西空港、伊丹空港とのごちゃごちゃで立ち消えになったようです。
大阪にIRができるなら、今一度考えてもいいかもしれません。
超VIP向けサービスがない
TVに出てくるセレブなどと言っても所詮は国内だけの話、世界のVIP向けのホテルや移動のヘリ、民間の警護会社、貸し切りできるようなショッピングスペースなど、ちょぅっとヴィトンで顔だとかのレベルではないんです。
毎年中東の石油王の夏休みは、その行き先で町の税収が跳ね上がるくらいの規模です。なにせ全体でベンツ100台以上のチャーターです。
ショッピングなどは、来られる日は貸し切りです。なにせ、この店の半年分の売上げが1日であがるんですから。
特別扱いがない
日本はプライベートバンクがあまり発達していません。例えば超VIP達は各国にそういう付き合いがあり「明日カジノで遊ぼうと思うんだけど、1億くらいキャッシュ持って来てー」なんていうのに即座で対応する人たちがいます。
そういった、数人の顧客で年に何回かの依頼をこなすだけで、1つの会社が成り立つようなビジネスモデルがないため、そういうサービスもありません。
それがなければカジノの打ち上げにもかかわるんですけどね。
社会が大人になれるかの問題
日本は資本主義なので、カジノが面白くなければ衰退するし、事実今の若者は賭け事をしなくなりパチンコは都会では客が減りつつあります。
やるかどうかは大人が自分で判断する問題で、政府が決めるようなものではないように思います。おそらく、すべての賭博を禁止すればエロと同じでアンダーグランド化して暴力団などの資金となるでしょう。それであれば、法の監視化の中でやるほうがいいと思います。
ただギャンブル依存は、国がどうこうできる問題はないように思います。
おそらくカジノがなくても、なにがしかの博打をするし、そもそも済州島やマカオまで数時間でビザなしでいけるのに日本だけで禁止しても意味がないのでは?と思います。
平等(Equality)と公平(Equity)の違い、乱用、誤用が多い平等、公平
最近はすぐネットで炎上するネタとして差別だ、それは平等ではないというくそリプで炎上することがしばしばですね。
その意見の多くや日本の福祉やボランティアで語られる平等と公平(Equality and Equity)の概念の違いをインフォグラフィックでいろいろと作られていますので、見てみましょう。
機会の均等や条件などを同じにすることが、はたして平等なのか?
また公平や平等を声高に叫ぶ人の違和感が、この絵によく表れています。
説明はしません、インフォグラフィックですから百聞は一見にしかずです。
おそらく最初に作られた、Robert Wood Johnson Foundation が作成したインフォグラフィック「平等(Equality)と公平(Equity)」
Angus Maguireのextend
その他のグラフィック
夏だ!ビールだ!クラフトビールお取り寄せだ!
夏はやっぱビールうまいっすね。糖質制限してても、たまにはちょいと美味しいおつまみと一緒に少し値段のはるビールでも買って家で飲むとストレスも取れて疲れも取れていいですよ。健康のための糖質制限もいいけど、ストレス溜めたら病気の元凶なんで意味がなし。 暑いんだから楽しく美味しく家のみしましょう。
ジョッキでバカバカ飲むのはさすがに、少し節制して少し飲むならどうせならお取り寄せでも美味しいやつを週末まで我慢して飲みましょー。
サンクトガーレン
まずはエールビールにこだわって地ビールをづけている神奈川のサンクトガーレン。エールビールとは、日本で一般的なラガービールとは製法が違いビール酵母を高温で発酵させるため香りやうまみが立ちます。キレやスッキリ感を求めたい人にはラガーかもしれませんが、1度試してみてください。
まずはサンクトガーレンの代表的なビールを試しる、このセットから是非。
ビールのアテはラガーよりも、ワインのアテに合うようなものを探すとけっこう合います。
そして次に是非飲んで欲しいのが、同じサンクトガーレンのパイナップルエール。ベルギービールなどでもフルーツのエールはたくさんあります。
ただし、出来上がったビールにフレーバーを付けるので、薄める事になる場合が多いんですね。しかし、このパイナップルエール飲んでびっくりしました。
苦味やビールの風味がちゃんと残ってパイナップルの風味と合体しています。それは、発酵させる麦汁の前の時点でパイナップルを入れて一緒にビールにするからだそうです。夏に取ってもいいです。
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箕面ビールは酒税法が変わりいろいろなところが地ビールを作り出した中でわりと早い段階から作りだしたメーカーです。すべてのビールが無ろ過・非熱処理ビール。
数々のコンテストで受賞している、風味豊かなビールを是非試してみてください。
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次はデンマークのコペンハーゲンで設立したMikkellerのピルスナービール。ミッケラーは特定の醸造所を持たない「ファントム(幻影)マイクロブルワリー」というものだそうです。ただ、ある意味ビールオタクであり難解なレシピで世界中のビアマニアを驚愕させ続けているそうです。
[rakuten:tsutaya:10011494:detail]
アメリカのバラストポイント醸造所が作るペールエール、しっかりした苦味を感じながらもフルーツのフレーバーを感じるアルコール度数5.5%のどしどし飲めちゃうエール。飲み過ぎに注意です。
[rakuten:sake-taniguchi:10019921:detail]
湘南ビールはドイツの伝統的な製法で、丹沢山系の伏流水のみを使用。無ろ過・非加熱処理でビール酵母が生きている地ビール。なかなか他では作らないチョコレートポーター なども作っており。こちらの苦さが際立つビールは、キルフェボンみたいなフルーツタルトなどのスイーツと合わせて飲んでみても楽しいです。
[rakuten:saikaya:10000086:detail]
さて、変化球も一つホップだけじゃなく沖縄の地ビールからゴーヤドライはどうよ?苦いのは苦くてもそっちかい!みたいな
[rakuten:helios-syuzo:10000300:detail]
そしてビールをのむには、ちゃんとグラスを買ってくださいね。
最後の一口まで美味しく飲むのに冷えすぎず、ぬるくならないサーモスのタンブラー最高です。サッカー見ながらのクラフトビールに欠かせないアイテムです。
とくにペールエールなどは、ドライと違いキンキンではなくきちんと冷えてるぐらいのほうが香りが立って美味しいので、サーモスのタンブラーで2杯目が美味しいです。
[rakuten:rakuten24:10593890:detail]
小中学生の「宿題」は成績向上に効果無しのデマ記事に見る英語教育の重要度
学校の宿題は悪なのか?日本は時代遅れなのか?
週刊事実報道が掲載したこの記事。内容は米国デューク大学の脳神経学者ハリス・クーパー教授が「小中学生の宿題は効果がなく高校生でも2時間以上かかる宿題は成績を下げるため避けるべきだ」と発表したと週刊事実報道が報じている。
またこの記事では、それに追随し世界的にも学校の宿題は減少傾向であり、なんとロシアやフランスでは法律で宿題が禁止されている。それに対して日本は旧態依然として今も宿題が学校で出され続け、教育改革が極端に遅れているという論調を展開している。
この記事は「詰め込み教育は良くない」という記者本人の教育批判が前提として書かれているように思われる。そしてハリス・クーパー教授の論文はそれを担保するものとして引用されている。
え?英語の原文読んだら全然違うくね?
ところが、インターネットで大学での研究報告や論文は全て掲載される昨今。英語の原文がネット上に掲載されると英語がわかる人などから「え!?全然意味違うじゃん?」と、まるで戸田奈津子の翻訳バリに間違えてるとの指摘が相次ぎます。
けっこう戸田さんの誤訳は有名で、町山智浩さんとかボロクソに言っていますね。
戸田奈津子の字幕の誤訳の多さについて。今ここに自分が字幕監修する3月公開の映画の原語台本があるが、固有名詞、歴史的背景、専門用語、英語独特の言い回し、ジョークや反語的表現、暗喩について製作側による英語の注釈がついている。これが通常。戸田さんはこの注釈を読んでないとしか思えない。
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2017年1月5日¥
で、元ネタであろう該当のハリス・クーパー教授に関する記事はこちら
この論文は、1987年から2003年に研究した分析を論文にまとめたものであり。多すぎる宿題は効果に疑問をなげかけていますが、基本的に宿題と成績向上は良い関係であると結論がまったく逆になっています。ましてや、意味がないなんて全然言っていない。
DUKE STUDY: HOMEWORK HELPS STUDENTS SUCCEED IN SCHOOL, AS LONG AS THERE ISN'T TOO MUCH
研究:デューク
宿題は学校での成功を助けます、ただし多すぎなければ。
彼が研究でフォーカスしているのは、どちらかと言うと自発的なものか義務的なものか(やらされているもの)によって効果がどれだけ違うかどうかを研究しているようです。
宿題は時間管理や勉強の習慣を身につけるにはポジティブだとも言っています。
Duke University researchers have reviewed more than 60 research studies on homework between 1987 and 2003 and concluded that homework does have a positive effect on student achievement.
デューク大学の調査チームは、1987年から2003年の60以上の研究を再調査し宿題が学生の成績にプラスの効果をもたらすと結論付けました。
また、どうすれば効果的か?という検証を研究しているのであって「意味がない」などとは全然言っていません。
悪意のもった意訳?誤訳?自分の意見で言いなよ
この記事に関しては、元記事やハリス・クーパー教授の論文を理解する英語力がなかったというよりも、詰め込み教育批判などの自分のイデオロギーの主張のために海外の記事の都合のいい部分だけを引用して切り貼りつなぎ合わせ、自分の記事の信憑性を保管する材料にしようとしたという事でしょう。
その記事の信頼性を有名大学の教授の名を借りて担保しようとした。
という、とても品性のない報道姿勢が見受けられます。
百歩ゆずって、自分と合わない主張でも「このように書いてあるが、自分は違ってこう思うんだ」というのはジャーナリストとしてありだと思います。
しかし、人の意見を曲解し海外での既成事実のように事実をねじまげるのは、その主張が「合っている」「間違っている」以前の問題です。仮にもプロの報道者として良いのでしょうか?ハリス・クーパー教授がいちいち日本語の雑誌の記事などを読んでないだけで、引用に関して許可を取ったとも思えず。この日本語の記事を英訳して読んだら激怒するかもしれません。
こういう記事にだまされないためにも、基本的な英語力が必要ではないでしょうか?
この手法は、教育に限らず疑似科学や政治にもよく使われます。まるで、海外ではそれが当然ですよと言わんばかりに利用されます。
このように日本のマスコミは、変な選良意識があるため一般の人は英語なんて読まないとタカをくくっています。そろそろ、そういう時代を終わりにするために英語教育を見直すべきかもしれません。
この記事が世界はこうだよ、日本は遅れてるんじゃないの?という内容を書いていますが、むしろその報道姿勢のほうがガラパゴスで日本は遅れてる事を意味してしまっているのではないでしょうか?