いよいよ実用化、「線虫」で尿1滴でがん検査

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以前に書いた、リキッドバイオプシの一つである癌に反応する「線虫」を利用した早期癌発見の検査方法が実用化されつつあります。

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今までの検査が代替するわけではない、MRIやPET、内視鏡検査などをしなくていいわけではない。

この検査の最大の特徴はコストが安く、実質1万円程度で受診でき、しかも大仰な事前準備や前日からの絶食などが必要でなく尿1的で検査できるというものです。

 

 

この検査は癌の疑いを早期に発見するもので、MRIやPET、内視鏡検査を実施すべきかどうかの指針に使われるものです。

 

ポイントはコストと簡易さ

この手法の確立がされれば、ともすればノーベル賞ものかもしれません。

なぜかと言うと、この癌に反応する線虫を増やすのが、特別に化学工場や高価な機械を使わずともできるということ。

近代的な設備がないように国でも培養と生産の可能性がある事。

 

 

癌を治すのか?ステージ早期で発見するのか?

癌の治癒率はゲノム解析から始まる革命で、免疫チェックポイント阻害薬、分子標的薬などの登場で上がりつつあります。

ただ、それもステージ進行との関係性は否めず、ステージ4,5となると難しくなるのが実際です。

ここで、研究のベクトルとしてはすでに罹患した癌をどうやって治すかの?方向性と、癌をどうやって早期発見するか?と2方向に分かれます。

もちろん両方が進化するの越した事はないですが、早期発見が低コストにできれば国の保険費用の抑制にもつばがり、バンバンザイです。

この線虫による検査システムは、その可能性は持ったテクノロジーであると言えます。

 

珍しいメイドインジャパンなテクノロジー

先日記事に書いた光免疫治療も、日本人の教授ですが研究を行っていたのはアメリカ。

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すぐれた研究者がいても、潤沢な研究資金があつまらず国内では進まない研究も海外では医療に関するベンチャーキャピタリスト、エンジェルが揃っていて資金を集めて進める事ができる事情があります。

ただ、そこへは勿論開発が成功した時のストックオプションが制定されていて、出来上がった革命的な薬品は高価になります。

この技術は、九州大学の研究として発見され事業家を目指す様々な会社から融資を得て事業家への道を進んでいます。

 

こういった世界の誇れるすぐれた技術に資本が集まり。いろいろな事が前へ進んで、たくさんの人が救われる事を望みます。