伊調選手へのパワハラ問題のレスリング協会のニュースに対するある女性の反応の気持ち悪さを考える
伊調選手へのパワハラ問題でレスリング協会のニュースがいろんあところに出た時に、ある女性の反応とそれに共感する女性の意見が気持ち悪かったので考えてみた。
まずあの事件は真相が外野にはわからないので、たぐいまれな才能の持ち主である彼女が懸念なく競技ができるようになればいいと思っている1人であることは最初に言っておきます。
その女性のFBのフィードにはこんな写真とともに、このような日本レスリング協会の写真とともに
やっぱ、ここの男ばかりのマッチョな社会、こういう組織だからダメなのよ
それに、いくつかお仲間のレスが
日本の会社の役員とか政治家とか、日本は遅れている
委員長として写っていたはせ浩議員の事も、議員なのにガタイも良くていかにもって感じなどと感想を述べていた。
政治家の発言でおさえようとするところとか、すごくマッチョな社会構造
とも
これを見て、リテラシーのなさと、自分の見方でしか物事を見ない見識の悪さをとても気持ち悪いなと感じた。
1点目:あんたの学生の頃、周りにレスリングやってる女の子いた?
もちろん政治や企業経営に女性がすくないのは日本の課題だと感じてる。しかしレスリング協会である。あんたの周りや友達にレスリングやってる女の子何人いる?
学生の時いたかい?今でこそメダルをとれて、やる子も増えたがそれでも圧倒的に少ないはずである。ましてや今の指導者や協会の幹部が現役の頃は、ほとんどいないはず。
それなのに、協会役員の数を男女同率にしろとでも言うのか?
はっきり言って権力やうまみなどと言うが、マイナーなアマチュアスポーツの理事の役員なんて、少し前までだれもやりたがらなかったはず。
何人もメダルをとって強化費が出るようになり今問題がおきて取りざたされているが、それまでもこのおじさん達はもくもくとマイナーなスポーツをささえて来た人たちがほとんどなはず。
そんな人たちを差し置いて、どこのだれかもわからん女性を役員にすえても意味がないでしょ?吉田さんなどが引退されて役員になるならわかるけどね。
2点目:はせ浩は元プロレスラーです。
彼のもとプロレスラーでレスリングのロス五輪代表でもある、バリバリの元アスリートです。親日の看板レスラーとして活躍していました。
だから意見が正しいというわけではない、選手側の気持ちはすくなくともある程度わかっている、しかもいったん国文学科卒業して国語の先生として高校の先生をしていた文武両道な方です。体育の先生じゃなくて、国語の先生ねこれ大事。
そのあとどうしてもプロレスが好きで、教師をやめて親日に入ります。当時のファイトスタイルもとてもクリーンで正統派のレスラーでした。
知らない人が思ってる体育バカでもないし、権力にモノを言わせる人でもないと思いますよ。
3:なんでもかんでも女性、男性の問題にしないで
これは他の事でもあるんだけど、よくこういう人って、結局男って・・・という話に持って行きがちで、言いたい事はわかるし別に全部間違っているとは思わないけど、論点がずれまくってるんだよね。
問題の本質が逆に見えなくなってしまう。
ここからは個人的な感想だが、こういう人って正直話が面白くないし妙なところで結局男って・・という話になって熱くしゃべるもんだから面倒くさくなってしまう。
正直飲みにいきたくない。
あなたが友達が片寄ってるのは、男性のはっきりモノを言うから嫌われるのかも?なんて言ってるけど、違うと思う。バランスを欠いてるだけだと思うんだよね。
人としての奥行きが足りないだけなんじゃないの?
フェミニズムの人たちは、権利を得るために多少オーバーな事も言う必要もあるというけど、それも少しはわかるけど、なんでもその問題で持って行かれたら、ちょっと違うな?と思ってしまう。
サブキャラで出てきた至学館の女性の学長?だっけ、あの人のほうがよっぽどマッチョだと思うんだけど・・・そのあたりはどう?