絵本作家の「のぶみ」の批判されてる『あたしおかあさんだから』歌詞の気持ち悪さの理由について

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おかあさんといっしょ」に出演していた横山だいすけさん(元歌のお兄さん)が歌う「あたしおかあさんだから」の歌詞に対し、いろいろなお母さんが「はぁっ?(怒)」って感じになってる事についてこの歌詞の気持ち悪さについて眺めてみた。

『あたしおかあさんだから』歌詞への批判受け、絵本作家のぶみさんがコメント 「これはママおつかれさまの応援歌」 (ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース

この歌詞を手がけたのぶみさんは、これまた物議をかもしだした「ママがおばけになっちゃった!」という絵本を手がけた人でも有名です。

正直炎上狙いの人です。

絵本作家のぶみのオフィシャルホームページ

ただキンコンの西野君はお笑い芸人だけに、自分をさげる事を知ってる。みんなを喜ばしてるし何もやってない連中がくさしてるだけだけど。

この人は純粋にいい事をやってると思ってるからタチが悪い。いや、あえて狙っているのかもしれない。だとしたら相当計算高いな・・・

まず「ママがおばけになっちゃった!」は全然共感できない。

今までも悲しいお話の絵本はたくさんあったが、これはそのまますぎて私は許容できない。

子供にトラウマさえ残しかねない。今までの絵本が「死」を動物や植物や静物、妖怪、怪物にオマージュしたのは、子供に過度なショックを与えないために非現実的な世界観に投影し心に直接衝撃を与えないように配慮しています。それでも子供の心に何か大切なものが心に残るようにストーリーを工夫する。
そこがクリエイティブの見せ所であり難しいところなはずです。

なので、絵本はクリエティブでないとダメなのでこの死の扱い方はまったく共感できません。

この本を読み聞かせた子供はあまりの悲しみに、もう絵本を読むのがいやだと言い出す子まで出る始末。

絵本きらいにしてどうする?

このずれた感覚が、「あたしおかあさんだから」の歌詞にはそのまま出ています。
この歌詞を見た第一印象は

勝手に感動したい大人に向けた歌詞じゃね?

という感じです。

「あたしおかあさんだから」の歌詞はこんな感じ。

一人暮らししてたの おかあさんになるまえ>
ヒールはいて ネイルして
立派に働けるって 強がってた

今は爪きるわ 子供と遊ぶため
走れる服着るの パートいくから
あたし おかあさんだから

あたし おかあさんだから
眠いまま朝5時に起きるの
あたし おかあさんだから
大好きなおかずあげるの
あたし おかあさんだか
新幹線の名前覚えるの
あたし おかあさんだから
あたしよりあなたの事ばかり

いや、仕事から「おかあさん」という苦行になったけど、子供にために我慢してるっつう事だよね?これお母さんの応援歌か?おかあさんは何かの罰か?

この歌詞に男性が参加しない状況をよく表していると言うフェミニストや、母親でない女性を軽視しているという批判も出ているが、その批判は私にはピンと来ない。

 

つまりおかあさんという生き方は楽しくないという大前提である。

もちろん短絡的に楽だなんていうつもりはない。

おめえ男じゃねえか?と言われるが、生んではいないが父子家庭で子供と2人なので、ある程度苦労はわかるつもりです。

 

 

 

腹減った子供のご飯を食べさせるのちょー気持ちいいぞ!

 まず喜びについていっさい書かれていないのが、ああこいつやった事ないんだなと思ってしまう。お腹の空いた子供に自分が作ったご飯を食べさせるのは、どんな仕事で得た満足感より自分の存在意義が認められてる気がする。

もちろん仕事に追われている時に、ご飯考えるの大変です。あんまり同じものでもダメだと思うし、野菜もたくさん食べないとダメだと思うし。
ただ間違って欲しくないのは「いい事を」をやってるのではないのです、生物学的に気持ちいいのです。子供がハフハフ食べてるとこずっと見ていたい。

子供が喜ぶところに連れていった時に、小躍りして楽しむ姿。これは例外なく頭に興奮物質が出るくらい気持ちいい。

君は自分を心の底から100%信頼してくれる人にめぐり合った事があるだろうか?

それが、どれだけ心に安定をもたらせてくれるか?考えた事があるだろうか?

それは、どんなセラピーや診療科にいっても得られない物質を脳にもたらせてくれるんです。

子供がたまにやらかす、おかしな事はダウンタウンのまっちゃんやゴットタンよりも俺を笑わせてくれる。

だっこして欲しい小さな子をだきしめると、どんないい女を抱きしめたときより気持ちいいんだ。

もちろん子供を作らない、作れない人にどうこういうつもりはない。

だけど、正直独身の人には「へへ〜いいだろ〜」っていいたい気分です。

実は顰蹙(ひんしゅく)なのであえて言ってないだけです。

もちろん腹の立つこともあるし、問題もおきる、でもスポーツと一緒で簡単にできてしまう事なんて感動しないんです。

 

過去を美談にして現実を見ていないという批判

たとえば、この記事では現実の事を書いているが、のど元過ぎた当事者は今現在の現実に当たっている人へ美談で結果良かったというべき呪いのように書かれていますが、少し頭でっかちなように思います。

のぶみに心酔している人は、なぜかれいわ新撰組の応援者のようにまったく人の話をきかずに、やたらと弱者を救済している自分を正当化する人が多いです。

そこで私は持つ違和感が次のようなものです。

news.yahoo.co.jp

 

感動ポルノって知ってますか?

いろんな人のプレゼンを動画で配信するTEDで2014年にコメディアン兼ジャーナリストのステラヤングは障害者である自分自身に他人が感動する話を求める事、感動を期待すること、それは実は見下している事ではないのか?というセンセーショナルなプレゼンで感動ポルノ(Inspiration Porn)という言葉を使った。

www.ted.com

ここ数年広告でよく使われるソーシャルグッドという社会的に評価される事を広告として利用する動きが広まっています。
LGBTなども、過度にそれに利用されているように思います。企業がイメージ向上に、それを利用する事を批判する意見も多く見られるようになりました。商業的に利用されても、お金を得ることでプラスになるならいいじゃないか?と考える意見もあり、いろんな見方がされています。

ここに感動ポルノを欲する市場があり、それに向けてコンテンツを作る人たちがいる。この歌詞と、彼の絵本に感じる気持ち悪さはそこなんです。

感動を待ってる人たちに、すこし違う感動をどう味付けして届けるかがパッケージされたもののような気がします。本人は、ことある毎にピュアなだけだと言ってるようですが、このソーシャルグッドを利用する人たちと同じあざとさを感じるのです。

少なくとも子供や母親に向けてだとは思わない。

かわいそうな人をかわいそがりたい人に向けて書いているんじゃないの?

 

 

歌もそうですが、絵本は子供が無条件に引き込まれる絵本を読んで欲しい、読ませて欲しい。
絵で見て、手を動かし、声を出す。読み聞かせで耳から聞く。これが脳にいいのです。 

なにもわざわざ、彼の絵本を選ばなくても世の中には、たくさんたくさん、いい絵本があるんです。

こんな絵本読んで欲しい

とにかく、わざわざこんな絵本を読まなくても世の中には素晴らしい絵本がたくさんあるんです。本屋さんや図書館で、読んで見てください。子供が食いつくはずです。

大人が思う「カワイイ」と違う価値観がそこにあるはずです。

林明子さんの絵をみてると、ほんとうに子供をよく見てるなと思う。

ぷくっとした手足、仕草、下を向いた時の横顔。気持ちが温かくなるのはイラストや漫画のようなキャラクタライズでなく圧倒的なデッサンと描画力が大事だとわかる。

不安な気持ちを連想させる色、細かい配色の気遣いや、何より線の緊張感がいい。

はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)

はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)

 

日本のアートディレクターの草分けである堀内誠一さんが晩年手がけた絵本です。

 悲しい話だけど心に残るとは、こういう本です。

今の日本のエディトリアルの基礎を築いた方ですね。

くろうまブランキー

くろうまブランキー

 

言わずと知れた五味太郎さんです。

 五味さんの本は何がすごいって、幼児に関して特に言葉をまだしゃべらない子がキャッキャッ楽しむのです。それは、とてもとても慎重に熟慮をかさねて作られたものなんです。

きんぎょが にげた (幼児絵本シリーズ)

きんぎょが にげた (幼児絵本シリーズ)

 

子供がかわいい絵が好きなんて、女子といえばピンクが好きと思っているオッサンと同じくらい馬鹿げた考えです。グロくて書き込んだ絵が実はすきだったりします。

 スズキコージさんの絵のクリエティビティと荒唐無稽なストーリーは圧巻です。

子供が引き込まれる事間違い無しです。

やまのディスコ

やまのディスコ

 

 

バムとケロのシリーズは、だれも死なない、だれもやっつけないのに次から次へと読みたくなる絵本ですね。細かい描き込みのディテールにはシリーズを読んでいけば意外な伏線が張られていたり、絵の中にたくさん遊びがちりばめられています。

また、中で出てくる食べ物が美味しそうです。本で読んだドーナツを作ってみたり、ガラゴという動物を実際に動物園に見に行ったり。図書館などにもあるので、いいですね。

バムとケロのそらのたび

バムとケロのそらのたび

 

 だるまちゃんとてんぐちゃんのシリーズは加古 里子(かこ さとし)こと児童文学者の中島 哲さんが書かれたシリーズですが、工学博士でありながら児童文学に貢献し菊池寛賞を受賞した文章はおもしろおかしく書かれた会話の中に深い感情の洞察が入り、すこし古い絵かなと思わないでください。すぐストーリーに子供は引き込まれます。

これも図書館にだいたいあるので、オススメです。

のぶみ氏自身が、しばしば加古さんを尊敬しているという発言をしてますが、そうだとしたら加古さんの本のどこを読んでたのか疑います。

だるまちゃんとてんぐちゃん

だるまちゃんとてんぐちゃん

 

 

ま、言い出すとキリがないんですが、ここにあげたのはド定番ばかりですね。

わざわざそんな本読まなくても、世の中には星の数ほど素晴らしい絵本がある

と思うのです。是非メディアではなく、できてば絵本専門店があればその店主に本を聞いてください。うちの近くにはおばあさんがやってる絵本の専門店があり、ずいぶんといろんな絵本を教えてもらいました。

 

後日物足りなかったので絵本紹介を追加記事書きました。

jinkosky.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

 

打ち消し表示って何?広告の後出しジャンケンがダメになっていく方向

消費者庁が「打消し表示に関する実態調査報告書」を昨年の7月14に公表した。

打消し表示って何じゃそら?

打ち消し表示とは、体験談や効果や広告のキャッチーな文章を注釈の小さな文言で打ち消す。つまり否定するものです。ようするに後出しジャンケンですね。

 

 

例)

入院、手術、通院の保障が一生涯

 ↓

※医療行為や医療機関および適応症などによっては給付対象とならないことがあります。

 

必ず痩せる、感謝の声続々

 ↓

※個人の感想であり、効果を保証するものではありません。

 

通話もネットも最安値

 ↓

※契約期間が3年継続に限ります。

 

毎月たった1000円のみ!

 ↓

※○○なら別途追加費用がかかります。

 

などなど

強調して広告したものを、否定するものです。

 

 

 

よくありますよね?

 下の小さい文字で※〜とか、裏の細かい文字がびっしり詰まった免責事項などに書かれている事。

これをデモ広告に対するアンケートという形式で問題点を顕著にし、末尾で「本報告書の周知を行うとともに、景品表示法に違反する事案に接した場合には、厳正に対処する」と書かれている。

 

こんな例でテスト

実際に使われた例がこちら

 例えばこの場合、魅力的な特典の下に※の小さな文字で

・2年縛りで、途中解約は違約金があること

・初期費用は別途

・メンバーに入って、ポイント加算が前提であること

・プロバイダー料金は入っていないこと

 

という費用に関するけっこう重要なファクターが意図して小さな文字でかかれています。

他にもありますが、それらの項目を並列に書き出し、書いてあったことが気付いたかどうかのアンケートをおこなっています。

他にもサプリなどの広告でのアンケートも行っています。

まさに、日々体験しているものですね。

だいたいは「なんだよ、早く言えよ!」的な事ほど小さな文字で気が付かないように書いています。

 

広く注意喚起を

この厳正な姿勢は、代替治療やサプリなどのあまりにひどい感想のねつ造や、ねつ造した感想広告の展開に歯止めをかける事となると思います。

詳細なレポートは消費者庁の本気度を示すものだと思います。

○○とーる、などを販売してる小○製薬は、どうするんだろうw

 

現在は注意喚起にとどまっているが、今後改善が見られない場合は特に癌治療などの命に関わるものに関しては厳正に対応して欲しい。

できれば、懲罰的罰金を課して欲しい。注意喚起くらいじゃまたやるよね。罰金数十億円とか、割りに合わないくらいの金額にしないとなくならないと思います。

 

あと、このような内容を打ち消し事項という一般の人に馴染みのない言葉で広報することにも少し問題があるように思う、子供が読んでもこういう事か?とわかる内容で広報すると消費者にも、もうすこし情報が行き渡るのではないだろうか?

 

 

風潮とイデオロギーに押し流されて防げる癌を見過ごす反ワクチン運動の罪

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海外の一流科学誌「ネイチャー」 HPVワクチンの安全性を検証してきた医師・ジャーナリストの村中璃子さんを表彰

「産経と道新のみ」とツイートした医師・村中璃子氏 子宮頸がんワクチンの安全性を積極発信のワケ(1/4ページ) - 産経ニュース

2017年英科学誌「ネイチャー」などが主催すら科学的理解を世間に広めることに貢献した人物に送られる「ジョン・マドックス賞」が医師でジャーナリストの村中璃子(りこ)氏に贈られた。
平成27年10月に雑誌「Wedge」で「あの激しいけいれんは本当に子宮頸がんワクチンの副反応なのか」という雑誌の記事が大きな反響を呼んだ。

wedge.ismedia.jp


子宮頸がんワクチンによる副作用で女性が激しく痙攣や痛みを起こす人が出たという報道を日本のマスコミがあおり、エビデンスがまったくないにもかかわらず、この反対運動は過激な反ケミカル運動やナチュラリストイデオロギーとも合わさってワクチンの排斥運動になる。
訴訟や検証研究のデータのねつ造問題もからみ、マスコミは不安だけを煽りそのあと口を閉ざした。

厚生労働省のワクチン副反応検討部会が悪かった、雰囲気に押されて「積極的な接種勧奨の差し控え」という決断をしてしまう。

多くの小児科医や精神科医による、この年齢で突然こういう事がおこるのはずいぶん以前から知られた事というまっとうな意見はかきけされ。

マスコミやイデオロギーを持った人たちにセンチメンタリズムを前面に押し出した運動へと転化されていく。
現在は検証結果から厚労省や日本小児科学会や日本産科婦人科学会など17の関連学術学会は2016年4月に、積極的な接種を推奨する見解を発表。
よほどの事がないと特定の国の政策に名指しで批判することをしないWHOまでが、2015年12月に「若い女性たちはワクチン接種によって予防しうるHPV関連のがんに対して無防備になっている。弱い科学的根拠に基づく政策決定は、安全かつ有効なワクチンを使用しないことにつながり、実害をもたらしうる」と日本を名指しで批判。
2017年7月に再度「HPVワクチンと様々な症状との因果関係を示す根拠は今のところない」「HPVワクチンは極めて安全」という見解を異例中に異例で公表した。

 

 

 

被害者や、それを支援する人たちは完全にもう引っ込みがつかなくなっていて、未だにワクチンの被害だと言っている。

お子さんに不幸な事が起こるのは残念だが、エビデンスもはっきりしていない。
ひどい痙攣などは今はワクチンとは無関係であろうと言われているが、副作用がある確立も残されているが慢性 疼痛とうつう や運動障害などの因果関係が不明なものも含めて10万接種あたりに2件の確立だそうだ。

それに対し日本では毎年約1万人が子宮頸がんにかかり、年間3000人が子宮頸がんで死亡しています。

接種によって回避することができた子宮頸がん患者数は1万3000~2万人、死亡者は3600~5600人と推計されています。
どう考えても子宮頸がになるリスクのほうが高いわけです。
なにもリスクがないものはなく、果物でアナフィラキシーショックで亡くなる人もいるのです。

数字を雰囲気で判断してはいけません。
HPVワクチンは韓国では公的ワクチンです。
防げる癌を防がないのは、先進国では絶対にさけるべきです。

このワクチンの排斥運動を行い人たちは、全てのワクチンを厚労省や薬品メーカーの癒着や金儲けだといいはじめます。
予防接種は効果がない。子どもの脳に害を与えるかもしれない。アレルギーになるかもしれない。

おたふく風邪や“はしか”などのワクチンも必要ないといいはじめます。
ワクチンを打っていないことで、高熱で障害が残ったり、不妊になったり、人間がこれまで長い間で積み重ねてせっかく得た知恵を雰囲気で台無しにしようとしてるのです。何の根拠もないのに。

www.nhk.or.jp

日本産婦人科学会も異例の声明をHPに掲載しています。

声明:日本産科婦人科学会

このように大きな団体は一方向性に即した意見を声明として発する事がどれだけ異例な事かわかります。

この反対者の声は日本で2ちゃんねるの一部の過激な意見をマスコミが良く世間ではこういう声が大きくなっています。というようなものです。

大手新聞でも、海外でのニュースを微妙に意訳してニュアンスを変えている場合もあります。これはとても恐い事ですね。

news-vision.jp

そちらのほうを取り上げるほうが攻撃されず、楽なのでしょう。

日本は先進国です。
母となる女性の多くが高等教育を受けています。文盲ではないはずです。
これらの記事を読んでよく考えて見てください。

きちんと読んで、その上で判断するなら自由にすればいい。
将来あなたの子供に軽蔑されないようにしてください。

コインチェック事件でネム財団が事件を解決しそうだけど、問題はそこじゃない問題

580億円のXEMが流出

国内の仮想通貨取引所大手のコインチェックから約580億円のXEMが流出した事件で、仮想通貨全体が下がり、ロスカットだの仮想通貨の終演だのと騒がしい。
これに歯止めをかけるためか、ネム技術の発展を推進するネム財団は流出資金の自動追跡プログラムの開発を開始し24~48時間以内には稼働を開始できると、Inside NEM の投稿で表明しました。
つまり「盗まれたお金を取引所を通じて外に持ち出すことはできません、これは良いニュースです。このニュースは是非シェアしてください。史上最大のハッキングは数時間以内にネムのコミュニティによって解決されます。これはネムのプラットフォームとチームの強さを示すものです。」という事です。
ブロックチェーン技術は、このような場合においてもセキュリティが未来的であるかと言っています。

問題はそこじゃない

この事件の問題はブロックチェーン技術のセキュリティ問題ではない、国内でTVCMまで出している大手の取引所が人材不足や経営の怠慢で安全性の高い「マルチシグ」と呼ぶセキュリティー技術を導入していなかった。それ以外の技術的な問題も解決できないまま顧客から資産をあずかっていたという事だ。
つまり以下の問題だ


1)取引所として開設の資格や設備投資に一定の基準がない
2)だれも監督管理していない

 

銀行には必ず金融庁の監督があり、最低限このような運用とこのような設備がないとお咎めがあり、営業を差し止められたりする。
もちろん、これが規制でありフットワークを鈍くしているものでもある。

反省は生かされていない

2010年のマウントゴックス事件の反省はいかされかった。
規制と管理をきらい、ブロックチェーン技術というメソッドで民主主義的な管理を行うというコンセプトは立派だが。全ての人がコンセプトに賛同し、真摯に向き合うわけではない。

国内でもTVCMをあれだけ流そうと思うとどのくらいの広告予算が必要か想像できるだろうか?ゴールデンにも出していたので、おそらく数億であろう。
それだけ広告を出す予算があるのに、技術者不足で必要な技術資産を用意せずに営業したのは完全に経営の怠慢である。
つまりコンセプトを理解せずに、お金のために必要な安全対策を後回しにした結果である。このような、仕組み全体をおびやかす人間の参入をだれもチェックできない体勢こそが問題がある。

 

 

 

仮想通貨の話とビットコインなどの話を混同してはいけない

いくらすぐれた技術でも、きちんと運用しなければ意味がない。
ブロックチェーン技術を用いた仮想通貨は、これからリアル通貨に取って代わるのはおそらく時間の問題だろう。
それは、通貨の発行、運用などのコストから考えて自然だ。
ただそれがビットコインネムではない、おそらく自国通貨のデジタル化であろう。
日本は治安の良さと貨幣の信用で、残念ながら経済先進国の中ではもっともキャッシュレスに遅れている。
エストニアなんかを例にあげる人もいるけど、あれはナンセンス。
エストニアは日本の都道府県くらいしかないので、すぐ仕組みを変えれる。1億近く人口があるところはあんな風にいきません。

たとえば単純にレジを考えてみて欲しい、すべてSUICAみたいにピッっで終わったらどれだけレジがスムーズになり人材が軽減できるだろう。

調和が進化を遅らせる

ここで邪魔するのが和の精神だ、いい例が鉄道だろう。
SUICAなどを導入するときに、日本人は切符もハイブリッドでいける機械を頑張って作っちゃう。
あれば完全にテンポラリーのSUICAを発行したほうがコストが抑えられる。
それは、問題を極端に回避したがる事なかれ主義がハイブリッドにしちゃう事で手間が倍に増えるし、切符の人たちが移行をしようとしないのでいつまでもやめれない。
何かを変えると問題はおきるし、文句を言う人たちは必ずいる。
それを移行時期に受け入れないと本当の意味のイノベーションにならない。

それ賭場じゃね?

今の仮想通貨は、新しくお金儲けをしたい人たちが新しい通貨と市場を作って、そこで差益で利益を得ようとしている。
簡単に言うと賭場である。つまり賭場だと思っていけばいいのである。
上がるか下がるか、丁半博打でいくのである。
ただ、仮想通貨業界自身が取引所の管理をしなければ今回のような事件は幾度となくおこるであろう。
そこに金があれば人は寄ってくるのだから

 

そして1/30の記事で山本一郎氏が指摘した話がすべて本当だとすると

news.yahoo.co.jp

まさにノミ屋であり、おそらく現金が返ってこないのではないか?

「PRするからタダで泊めて」を断ったアイルランドのホテルとユーチューバーとバトルが面白い

ことの発端はElle Darby(エル・ダービー)というけっこう有名なインフルエンサーであるユーチューバー。

www.youtube.com

彼女は「わたしのチャンネルで宣伝してあげるから宿泊費を無料にして、私はこんなに視聴者がいるユーチューバーよっ!」とアイルランドのダブリンにあるThe White Moose Caféにリクエストを送ったこと。

The White Moose Cáfe | The Only 5-Michelin-Star restaurant on Planet Earth

それに対してオーナーのPaul Stensonはイヤミたっぷりの「親愛なるソーシャルメディアインフルエンサー様」と題したコメントとともに断りのコメントを公開しました。

無料なんてお断りw

ホテル側の言い分はもっともです、ブロガーをいちいち無料にしてたら人件費はだれが払うの?お金を払って泊まってね。宣伝してもし効果があったら、次に来た時にスイートにアップグレードするよ。というものです。

これにはElle Darbyはもちろん大激怒「こんなにバカにされたことはないわ」との動画を自分のチャンネルに「i was exposed (SO embarrassing)」というタイトルでアップした。


i was exposed SO embarrassing

 この動画には彼女のフォロワーから「ビジネスをわかっていない」「そんな言い方はない」などのコメントがすごい数で殺到。もちろんホテルのソーシャルアカウントも色々なリプで炎上。

全ブロガーお断り!

ここからが「関係各所にご迷惑を」などとすぐにあやまってしまう日本とは違うところ。アイルランドのホテル側のPaul Stensonは、なんで当たり前の事言ってそんな非難されないとダメなんだ!ということで「ブロガーは、すべてうちのホテルに来なくていい」とFacebookに書いちゃいます。

タダで宿泊させてくれないからという理由での非難や中傷、憎しみは信じられないとも言っています。

 

 

 

最初の投稿では彼女の名前をあかしてなかったのに、上の動画では“さらされた”と言ったり。言い合いは泥沼です。

彼女の悲劇的な演技で、ホテルへの中傷はまだあるようですが、ここからの切り返しが日本ならやらないな〜という感じ。このホテルのオーナーのセンスを感じます。

逆に宣伝してやったろって事で請求書w

今回の騒動がバズって結局彼女のチャンネルの宣伝にもなったし、Youtubeの視聴数もあがったろ?って事で彼女側にホテルが請求書をおくったんです。

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その額なんと

€5,289,000 

日本円で7億円あまり、シャレが効いています。最高です。

計算も20ヶ国以上の人から450万のリーチがあっただろう?と数字的根拠もしっかりw

しかも、The White Moose Caféのオフィシャルサイトで上の動画のタイトル「i was exposed by」(さらされた)をもじった「i got exposed by」(さらしてやった)をプリントしたTシャツまで販売!

おめえ、おもろいなPaul!

タイトルが「Bloggergate T-Shirt」ってw、しかもi got exposed byでThe White Moose Caféなんで、こんどはこっちが暴露するみたいな意味になってる。

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#Bloggergate T-Shirt 1 - WhiteMoose Cafe

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ご本人ノリノリで、facebookでTシャツ作ったぜ〜と公開していますw
痛快な反撃で、もしアイルランド行ったら、是非泊まりたい。

あ!これブログに書いたらブロガーって思われるw

最近いろんなユーチューバーがバカのことやってる動画とかで店で迷惑をかけたり、町中でいきなり知らない人になんかやったり、これくらい反撃されてもどっちもどっちだと思うし。最近TVまで、ある意味影響受けてたり。このホテルのような当たり前の事を普通に言うと炎上で非難されたりして、ストレスのはけぐちにされちゃったりする。

それを笠に着てユーチューバーたちがやってたりするので、たちが悪いよね。

やるなら、陰湿な感じじゃなくこれくらいカラっとやって欲しいね。

 [ 追記 ]

今回の騒動でベストソーシャルメディアスターに選ばれちゃったみたいですw

goss.ie

 

 

 

光免疫療法が国立がんセンターで3月から治験へ

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以前に書いたこの記事の米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆主任研究員が開発した光免疫療法の治験が千葉の国立がんセンターで3月からはじまるようです。

最初の治験では抗がん剤での治療で効果がなかった再発した頭頸部の癌患者を対象に行うそうです。これが実現すれば、抗がん剤であきらめて再発した癌にまだカードが残されることになります。

また臨床結果が良ければ、抗がん剤ではなく最初からこの治療の選択肢も増える可能性もあります。

現時点でデータは圧倒的に良く、使う薬剤や抗体から考えても圧倒的に副作用のリスクが少ないであろうと言われているようです。

jinkosky.hatenablog.jp

この論文は2011年に発表され、アメリカではすでに2015年から治験が始まり計15人の治験で14人に癌縮小の効果が見られ、うち7人は癌が消失したという素晴らしい結果です。残る1人も重篤な副作用などは見られないということです。

 

 

 

 

安全性を確認するうえで、少人数からの実施ということですが、慎重な日本で治験までいったので、数年で実際の現場で採用される見込みが出てきました。
しかも、対象や分野が限られていたとしても、ここまで効果が現れた治療法はなかったのでかなり期待ができます。
また以前にも書きましたが、この治療で使う近赤外光はテレビのリモコンや果物の糖度測定などに使うもので、もともと無害であり。広まれば安価な設備資金で治療を行えます。
各地方の拠点病院のような大きな施設ではなく、きちんと検査ができれば中規模の病院でも導入できるかもしれないところがとても素晴らしいです。

あとは、これを進める米製薬ベンチャー「アスピリアン・セラピューティクス社」が近赤外光を当てて「抗体」をたんぱく質に結びつける時に使う化学物質をどのくらいの価格で実売するかですね。

 

 

医療大麻(マリファナ)を解禁しろという人たちの情報の不自然な整形

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医療大麻を解禁しろという人たちがいる。

その意見を主張する一部の人に言わせると、先日の高木沙耶の逮捕も薬品メーカーと厚労省が仕組んだ国により謀略だという人たちもいる。

その人たちの多くが普通の大麻を解禁しろと言っている。

自然派大麻の不思議な関係

これが不思議な事にオーガニックフーズや、自然派指向などを謳う人たちと重なる事も多い。(レゲエ好きと、サーファーが多い)

なぜだろう?科学物質や添加物を否定するのに、脳にダイレクトに影響を与えるとわかってるものを簡単に許容するのが不思議でしょうがない。

オーガニックなものを第一定義にする人がいるが、自然の物が体にいいのは簡単に間違いだとわかる。毒キノコもトリカブトもオーガニックだ、人工ではない。

この人たちの主張でよく大麻FDA(アメリカ食品医薬品局)で認められて医療に使われているというものですが、ここでまず情報の不自然な変形があります。

現代医療の薬品はもっとモダンです。

まず、医療大麻は言葉が誤解されますが、一部承認されているのは大麻に含まれるTHCという物質を、科学的に合成した成分を含む医薬品であって大麻とは似て比なるものです。

州法で認められていますが、はっきりいってエビデンスははっきりせず医薬品メーカーも積極的に研究されている気配はありません。

はっきり言うとオワコンです。

なによりアメリカは被保険者が多く、通常の医療を受けれない人が耐えられない痛みをドラッグで逃げるという破滅的な側面があります。

次にオランダの話がよく出ます。無害である事はオランダで法律で認められカフェでも普通に楽しむ事ができるのですよと。

これはヨーロッパの超合理的な考え方の法律の採用を背景を説明しないで、安全などと言うのは間違いです。

オランダでは決して安全だと思って解禁しているわけではありません。

オランダでは一時期ヘロインやコカインなどのハードドラッグの拡散で、エイズ患者の増加と保険医療費用の増加に悩まされ、ソフトドラッグを許可しないとハードドラッグを抑える事はできないと考える、かなり極論の議論の上に成り立っています。

そのほうが社会的なコストが削減できると考えています。ただし、これはドイツやフランスなどのヨーロッパの周りの国からはかなり批判されています。

 

 

 

次に日本でも癌患者の痛みなどを大麻でやわらげる事ができるという主張があります。これも間違いで日本は医療先進国で痛み止めや苦痛を和らげる薬、つまりQOL(Quality of life)を保つための薬は、こんな古典的なものでなくて、もっとモダンで先進的で良く効く、ドラッグラグ(依存性や副作用)もない薬が保険適用で使用できます。

なのでまったく必要ありません。

女子プロレスラージャガー横田さんの夫で医療博士の木下博勝氏も26日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で

「(医療大麻について)こんなもの認める必要は全くありません」

と言っています。

WHOも「大麻の有効性に科学的な根拠はない」と判断する一方で、精神毒性や依存性については「有害と評価している」という意見を出しています。

 

元軍人などがPTSDに効果を訴え研究された事もありましたが、結果は不確定でエビデンスは証明できませんでした。

正直な意見ではベトナムや兵役で覚えたマリファナが吸いたいだけだろう、というのが大方の見方です。

現在の日本では確実に大麻ゲートウェイドラッグになり、ハードドラックへの入り口になる事がとても多いです。

音楽関係の友人が何人も人間じゃなくなってしまいました。

私はぜったいにソフトであれハードであれ認める事は生涯ないと思います。

まして医療に使えるなどと言って、ラリって遊びたいだけの奴の寝言を信じる気も毛頭ありません。