抗がん剤治療は、命を賭けたギャンブルだ!(NAVERまとめ)に見る情報の悪意のある意図的な固め方

抗がん剤で検索すると、けっこう上位に来るこのまとめ、これを発端に抗がん剤は効かないという情報も連鎖的に検索し特定の方向性に思考が固まる人がいるみたいなので、いちいち突っ込んでみます

※赤字が私の挿入コメントです。
http://matome.naver.jp/odai/2137580227606955301

抗がん剤はリスクが高く、効果で時に完治する率も低い薬です。ですが、有象無象の出典で毒呼ばわりするのは違うと思います。

この記事は私が見る限り、2015年09月27日に更新されています。
現在(の死亡原因)はがんが第1位。日本人の3名に1名ががんでなくなっている。
出典:原因は何? 増加し続ける日本人のがん [癌(がん)] All About

↑出典元の記事が2007年で古すぎます。他の大きな死因が現在医学で克服できているからですね

がんと診断された方のうち、約半分は、5年後には亡くなっておられるというのが現実です。
出典
がん治療の成績は、5年生存率50%!? [癌(がん)] All About

↑出典元の記事が2007年で古すぎます。ステージにより生存率はかわるので、この5年でステージ3までの完治率はあがっています。2015年に引用すべき出典ではありません。

 

現時点では正確な数値の把握は困難であるものの、我が国においては毎年、相当多数のがん患者が抗がん剤を使用していると考えられる。

↑出典元の記事が確認できず、これは検討会の会話の1センテンスなので切り取って使うのはナンセンス

80.5%の人が化学治療を行っている。

↑出典元の記事が確認できず、あながち違うことはないかもしれませんが、問題があるのでしょうか?

抗がん剤での「効いた」は完治を意味するのではなく(もちろん完治が望める場合も多々あります)、「患者の寿命が延びる」あるいは「寿命の延長効果は望めないが、がんが小さくなって苦痛が軽減される」という効果を表現していることが多いのです。

↑これも患者のステージを想定せずに、論議することは無意味。昔ドラマや映画で不治の病のイメージの血液系のがんでは画期的な薬も出ています。出典元古い。

日本における抗がん剤の認可基準は、部分寛解(腫瘍の縮小率が50%以上で、新しい病変の出現が4週間以上ない状態)が、20%の患者さんで認められることとされています。

↑出典元古い。10年と5年で%が変わりますが、それほど抗がん剤の確率が固形癌の進行や転移した状態では確率が低いのはそうですが、だから見放せと?

特に血液系のがんなどは、放射線療法や手術療法では治療しにくいのですが、最近では、抗がん剤を使った化学療法で白血病の治癒率が50%になるまで進歩しているとのこと。白血病悪性リンパ腫の他にも、胃がん、大腸がん、子宮がん、前立腺がん、膀胱がんなどは、抗がん剤が効きやすく、延命効果が期待できるといわれています。

↑なぜ2007年前後の出典ばかりなのか50%で助かるかもしれないなら、やるでしょ。

 

薬効の非常に強い医薬品の場合,如何に慎重かつ適切に使用しても,一定の割合で不可避的に重篤な副作用が生じ得る可能性があることは,一般に認識されているところである。
出典
平成25年4月12日 第三小法廷判決  イレッサ裁判において
裁判所では一般に認識されていると結論されていますが、本当に理解している人は多いのでしょうか。

↑腫瘍内科でちゃんと説明されますし、一緒に渡される抗がん剤のパンフにもがんがん書かれています。イレッサのおいての反省は今は生かされていると思います。

国内のある医療法人院長・A氏は、「抗がん剤は寿命を縮めます」と述べた。
出典
医療タブー!なぜ“寿命を縮める”抗がん剤は使われるのか?(ビジネスジャーナル) – 経済 – livedoor ニュース

↑出典の中ではそんなことは言っていないし、このまとめのキモとなる言葉が匿名?

抗がん剤による副作用は、なかなかコントロールが難しく、医師も、「副作用はあるけれども、効果が期待できるのでがんばりましょう」というスタンスで治療に臨むことがほとんどだと思います。
出典
全く新しい抗がん剤の副作用対策とは [癌(がん)] All About
体への負担が少ない新規抗がん剤の開発や、投与方法の工夫も、この数年で飛躍的に進んできているみたいですが、副作用のコントロールが難しいのも現状です。

↑であるなら新しい出典を用意すべし

苦しい副作用に耐えても、たった20%の人にしか効果がなく、しかもがん細胞の消滅ではなく、縮小するだけ
出典
医療タブー!なぜ“寿命を縮める”抗がん剤は使われるのか?(ビジネスジャーナル) – 経済 – livedoor ニュース
がんの種類や抗がん剤の種類によっては、そういう場合もあるということです。

↑たしかに患者のステージや種類により、そのような確率になる場合もあるでしょう?ではあなたの愛する人がそうなった時に何もしないという選択肢を選べるのか?という話です。

抗がん剤による治療関連死は初回治療時で1−2%程度という見解があり、抗がん剤の種類によっては、より高頻度となることもある。また、一般に、全身状態の悪い患者ではより高頻度に治療関連死が発生する。
出典
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002hew1-att/2r9852000002hezw.pdf
抗がん剤の副作用による健康被害の救済制度について とりまとめ」平成24年8月10日 抗がん剤等による健康被害の救済に関する検討会 厚生労働省のホームページを参照

抗がん剤の使用の初回の投与だけでも、副作用で1−2%の人が死ぬという報告例があるということ

↑そんな資料ありません。それは抗がん剤という話でなく医療事故の確率です。

抗がん剤の)イレッサによる副作用としての間質性肺炎の発症率及び死亡率は,最も高いもので5.81%及び2.26%とされている。
出典
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20130412154718.pdf
ただし、その発症機序は,現在の知見でも明らかにされていない。

イレッサにおいて告知義務がなかったのかどうか薬害かどうかは、争われていますが導入に問題はあったのかもしれません。そもそも抗がん剤がノンリスクだとは現在において、どこの医者も言わないはずです。

毎年約2000人が、抗がん剤の副作用によって死亡している。
出典
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001h1mn-att/2r9852000001h1pg.pdf
抗がん剤の副作用の状況等について- 厚生労働省
はっきりとわかっているだけでも、これだけあります。

↑あいまあいまに入るショッキングなフレーズに限って出典がぼかされています。急いで削除した的なニュアンスを出したいのでしょうか?

抗がん剤は、実は増癌剤だった」という報告例があった。(米国癌学会による報告)
1988年、アメリカ国立がん研究所は「がんの病因学」というレポートを発表し、「抗がん剤は強力な発がん物質で新たながんを発生させる」という事実を発表しています。
そして1990年、アメリカ議会がん問題調査委員会OTAレポートで「自然療法の方が通常の抗癌剤放射線療法、手術よりも治療効果が高い」と報告しています。
出典
高知市 うしおえ太陽クリニック > 特殊診療 > がん > がん治療方針 > 日米のがん死亡率の変化

↑この出典は、単なる高額非保険治療へ導きための釣りで、どこかから都合のいい記事を探してきて(しかも30年以上前)るだけです。30年前って、パソコンのモニター単色ですよ。
アメリカ議会がん問題調査委員会OTAレポートの出典先がなぜないか?まだネットがないからです。

「抗ガン剤・多剤投与グループほど”命に関わる副作用”は7~10倍」
「腫瘍が縮んでも5~8ヶ月で再増殖」
「多剤投与グループは腫瘍は縮んでも生存期間が短い」
「腫瘍を治療しないほうが長生きする」
出典
抗癌剤マスタードガスから作られた発癌性物質であることは説明書にも書いてある常識だった。 | デイリー ルーツファインダー – 楽天ブログ
1988年のNCIリポート『ガンの病因学』で15万人の抗ガン剤治療を受けた患者を調べた結果の結論

↑だから、なんで28年前の話を出すんだって、んでまたこのまとめの重要なキーになるショッキングな話の出典は医者でもない個人のブログ?

米国における最も頻度の高い4つの癌(肺癌、大腸癌、乳癌、前立腺癌)を含む、ほとんどの癌において死亡率は減少した。
出典
2013/01/08号◆特別リポート「米国の癌死亡率は長期的な減少が継続」 | 海外癌医療情報リファレンス
それでも約4分の1が、がんが原因で死亡しているが、議会で議論された1990年以降にがんの死亡率は減ってきている。これは、抗がん剤の積極利用をおさえているためという見解があります。

↑この出典のどこに、そんな事が書いてあるの?
しかも、ものすごく大事なことが抜けていて「死亡率のデータは、CDCの全米保健医療統計センターから得た。」というふうになっている。アメリカで保険の加入率が日本と同じイメージで考えていないですか?
どれだけ保険に未加入の人が多いかマイケル・ムーアのシッコを見ればわかります。
抗がん剤を「受けない」のではなく「受けれない」人がほとんどです。
今回は1ページ目でめげた、また後日2ページ目に突っ込んでみることにする