代替医療にかかる前に読んで欲しい本

この世には、資本主義と共にありとあらゆる代替治療が現れます。

それらの批判や賛同、推薦、罵倒のいろいろな意見がメディアにはあふれている。ブログやソーシャルで個人が意見を配信できるようになった事で、意見の多様化やマイノリティーの意見を表に出せるようになったことも確かです。
しかし不勉強で思慮の浅い意見が巷にあふれる結果となった事も否めません。

メディアが多様化する前は、ある意味限られた人しか考えをメディアに載せることはかなわかったし、良い意味でも悪い意味でも見識の深いスペシャリストしか、その立場にはつけなかった。

ただメディアに広告がある以上に、完全にフラットなメディアは存在せず。現代においては大きなスポンサーとなる代替治療に関する報道は意図的にフィルターがかかっていることは否めません。

ただ、個人になると盲信的に賛同したり、感情的に批判したりして、これもまたその内容に違和感を覚えたり、諸手をあげて賛同できないものも多いです。

この私的論評のあふれている今こそ、見識のある冷静な人の客観的な論評が読みたいものです。

 

そこで、この書籍を読んで欲しい。

サイモン シン
代替医療解剖 (新潮文庫)

 

BBCサイエンスジャーナリストとしていろいろなドキュメンタリーを手がけ、フェルマーの最終定理やビックバンに関する書籍を執筆。そのどれもが、難しい事もこんなに簡単に楽しく文章にできる人がいるのだと感動する書籍です。

本書は2013年に出版された、代替治療に関する本で、間違った医療の歴史から現代の鍼やホメオパシー、カイロなどの治療を客観的に冷静に検証し、その結果をレポートします。彼が科学寄りでは?と言う人もいるかもしれませんが、その治療の効果の検証方法は極めて冷静で倫理的な手法です。

その検証方法も記述してあり、もし各治療の従事者たちがこれを批判するのであれば、反証を倫理的かつ第三者が見ても評価できる客観的な方法で証明する必要があるでしょう。

今はネットで検索すれば様々な情報を得れるという人がいます。

 

だからこそ、なかったときより余計に基礎の知識が必要です。

行動成長が興る国では、ネズミ講が必ず一定の期間出現するそうです。これだけ、ネットで情報が得れるにもかかわらずです。

検索でいろいろな情報を得る前に、自分の幹となる部分の知識をある程度得ないまま情報の海に飛び込むのは危険です。

この手の本にありがちな、専門用語の記述が延々と続き途中でモチベーションが続かないということもありません。

文章の区切りも良く、普通の人が面白く読むように文章が構成されています。

是非、代替治療にかかる前に一読を