19歳の天才が考えた1週間に1度、1時間着用するだけで乳がんの早期発見につながるIoTブラジャー
これは商品新聞の広告欄に載ってるあやしい疑似科学商品ではなく、メキシコの19歳の天才青年ジュリアン・リオス・カントゥ(Julian Rios Cantu)君が開発した画期的なテクノロジーを使ったプロダクトです。
IOTで初期の乳がんを発見
IOTとはInternet of Thingsの略で、いろいろなものはネットを繋がることで新たな社会の可能性を拡張するデバイスにになるということです。
Evaは200あまりの検出用のバイオセンサーが組み込まれ、乳房の体温変化のパターンや皮下組織の柔軟性、いわゆる“しこり”の有無を検出し早期発見を促すということです。
腫瘍ができた箇所に、血液が大量に送られる事で体温の変化や柔軟性に変化が見られる事を継続的に監視し発見するそうです。
乳がんは発生する人も多いが、早期で発見さえすれば寛解する可能性がとても高い癌でもあると言われています。そのためマンモグラフィーも3D化するなど、進化を遂げて来たがやはり検診に行くという回数は限られ、検査の痛さなども相まって早期発見の足かせとなっていました。
現実に仕事や育児、家事などの追われて年に数回検査の時間を確保するのはなかなか、危機感を持っていても見送りがちです。
Evaを月に一度付ける事で、初期症状を自宅で発見することができる事を目指すものです。完全な発見というより、より詳細への検査へ行ったほうがいいかもしれない時という段階を発見することを目的としています。発想の転換ですね。
データはBluetooth経由でアプリに送信されAI(人口知能)が乳がんリスクを分析する仕組みになっています。
インスタの写真がジュリアン・リオス・カントゥ君です
Celebrating with a ton of Buffalo Wings after getting a call that will change the future of Higia Tech and our lives!
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乳がんは世界で240万人以上が存在し、女性が最もかかりやすい癌と言われます。医療は日々発達していますが、乳がんで死亡に至る確立が1/50から1/11と確立が上がっている統計が出されています。
もちろん発見の精度が上がった事もありますが、食生活の変化や晩婚や出産回数が少ない事も影響していると考えられているらしいです。
今のところ日本円で13,000円弱で販売される予定
話題の商品「Eva」はすでに今のところ、待機リストへの登録がはじまっています。
開発当初は300ドル程度になるような計算だったが、そのアイデアに賛同した企業が協力し1着120ドル程度で販売されるようです。
まだ日本へのディスとリュビュートも決まっていないので、アプリのインターフェイスも日本語はないようですが。
時間の問題のような気がします。
開発の動機は母親の治療
また彼がEvaを作ろうと思ったのは13才の時で、その頃に彼の母親が乳がんになりました。苦しい治療の上に最終的には切除治療しなければならなかったそうです。
自分の母のつらい体験を見て、1人でもこのような苦しみに合う女性を減らしたいという思いから会社を創業し開発に乗り出したそうです。
開発には様々な技術者た医学者が協力し、賛同企業も増え日本をふくめたアジアへの進出も検討されているという。
なんて、すがすがしいニュースでしょうね。