ロキソニンの副作用に関してフェイクニュースを情弱がバズらせるために拡散した結果、飲んだら死ぬって、そんな馬鹿なw
「ロキソニン」重大な副作用に…腸閉塞など
http://www.huffingtonpost.jp/2016/03/23/loxonin-side-effect_n_9537170.html
というYahoonニュースに転載されたニュースに大きな反応があり、現在は影響を考慮して削除されている。
直後のたくさん見られた転載記事の多くもあらかた削除されている。
だが、この流れを見ずに1次情報だけを見かけた人が
衝撃・ロキソニン・やばい!
という内容をバズらせるためにセンセーショナルにブログで拡散する記事をちょくちょく見かける。
ひどいものは死亡率50%とか書いてあります。
これは完全にあとで大恥かくデマに踊られるパターン。
ま、そんな事も気にしてないのかな?アクセスかせぐだけのキャッチーでセンセーショナルなタイトルであればなんでもいいんだもんね。こういう記事の多くは無責任な言い切り型のタイトルだね。
話の流れはこう
ロキソニンに効果に関して、厚労省からの出向者が多いPMDA(医薬品医療機器総合機構、通称パンダ)が「重大な副作用」を追加。
症例は年間の推定使用患者数(延べ数)は4,500 万人~4,900 万人で3年で6人という事。
確立は1億分の1以下。しかも死亡事例はなし。
↓
ただ、ロキソニンと少しでも因果関係がある場合、厚労省の専門用語である「重大な副作用」として確立が低くても追記しなければならない。
書かなければ隠匿になってしまう。
↓
この人数や、確立を度外視して
「非常に低い確率だが重大な副作用がでる場合があり、医師や薬剤師の指導のもと処方するように」
↓
「ロキソニンは重大な副作用がでる」
↓
「ロキソニン、副作用、死ぬ」
になっていったわけである。
もう中学生の噂話レベルですね、聞いた事ないですか話をどんどん盛っていくヤンキーのこんな感じ。
あの先輩はケンカで3人相手に勝ったらしい
↓
あの先輩はケンカで5人を10秒で片付けたらしい
↓
あの先輩はケンカで10人を片手で一瞬で片付けたらしい
最近はセンセーショナルタイトルをつけたいために、こんな感じのニュースが医療においても巷にあふれています。
副作用のない薬はないし、そのために医師や薬剤師がいるわけで、現代医学がない時代は人はころころ死んでいたわけです。平均寿命もすごく短かったし、子供が大人になるまで生きる確率も少なかった。なので、たくさん子供を産んだわけですね。
1918年から世界で猛威を振るい日本でも39万人が死亡した言われているスペイン風邪も今から見れば単なるインフルエンザです。
多くの副作用はコントロールできる範囲であり、そのリスクを考えみても十分使うメリットがあるわけです。薬は飲み過ぎや、過剰な摂取は良くないけど、それはロキソニンに限りません。
栄養ドリンクでも毎日飲んでれば体に悪い。
また医療否定派の人は
自然→安全
薬→危険
のような論理展開をしますが、自然界にこそどうしょうもない毒はたくさんあり。ヒ素だって水銀だって自然界に常態で存在するものです。
最近のメディアの報道が、こういう事をきちんと裏付けせずにバズニュースのように
情報を上っ面をなめるものが多いのにはとても閉口します。
その情報を、インチキ自然食品を売りたい人とかが利用するのも目に余ります。
厚労省の陰謀や製薬会社の陰謀も中には存在するかもしれません、でもネットニュースの個人ブログの情報を丸呑みするのもどうかと思います。
ま、これもそうなんですがw
医師のなかにはダメな人もいるかもしれません。
でも少なくとも国家試験を受けて看板上げて医師をしている人より、ネットの第三者の情報のほうが信用できると思うなら、考え方を見直した方がおくないですかね?