珈琲(コーヒー)を飲んで肝臓がんを予防。

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珈琲(コーヒー)によるカフェインの取り過ぎは身体に良くないと言われたり、かつての喫煙との組み合わせから不健康なイメージをもたれがちだった珈琲。

それが近年の研究で健康にポジティブな研究結果が出されています。

肝臓がんに効果があるのは、ほぼ確実

この情報、ほぼ確実と言っているのがどこか?によって情報の価値が変わりますね。

これは、国立がん研究センターが1990年から国内で開始され現在も続いている14万人程度の一般住民に対して一定期間のデータを取り調べる分析疫学で出された情報です。

一時的な結果ではなく、生活や検診のアンケートをさらに5年後、10年ごと調べ追跡します。

20年以上もがんの予防研究を行ってきた研究の統計的結果により導きだされた内容で理論を補足しています。

 

 

 

クロロゲン酸という抗酸化物質が豊富だから

この原因はクロロゲン酸というコーヒーに含まれるポリフェノールの一種です。抗酸化作用を持ち、血糖値を改善したり体内の検証を抑える作用があると考えられています。

このクロロゲン酸がコーヒの褐色の色や苦味、香りのもととなっています。

これらの事からコーヒーは糖尿尿予防に繋がります。

肝臓癌は糖尿病を発症するとかかりやすくなる癌なので、必然的にリスクが下がります。つまり「糖尿病予防」効果と「抗酸化作用」の2つの面でがんを抑制できると考えられています。

ポリフェノールの一種ですが赤ワインや他のものに入っているポリフェノールとはクロロゲン酸類は別の物で、コーヒー豆からはじめて見つかった物質です。

 

コーヒーを毎日飲むと肝臓癌のリスクは半分に

統計では、コーヒーをほとんど飲まない人に比べ毎日飲む人は肝臓癌のリスクが半分であるという結果が出ました。

その後の結果で何回か取り数値は修正されましたが、差異はあれど25%程度はリスク軽減が期待できるというものです。

肝臓がんに発展する最大のリスク要因である肝炎ウイルス感染のリスクも軽減される傾向が出ています。

身体にいいのは、深入り?浅煎り?

熱を通すと変化のするのは物質の性質です。フレンチロースト(深煎りの焙煎)やエスプレッソなどの火をよく通したものと、浅煎りとではクロロゲン酸は深く焙煎するほど減ることがわかっています。

では、浅煎りがいいんだね?と思うと

これがコーヒーの面白いところで、焙煎することで出てくるいい成分のあるということです。

東京薬科大学の研究によると、生豆の時点で含まれるトリゴネリンという成分は、熱により抗酸化作用を持つニコチン酸(ビタミンB群の一種でたばこのニコチンとは別物です)やリラックス作用をもたらすNMP(N-メチルピリジニウムイオン)といった物質に変化するそうです。

このNMPは焙煎するほど含有量が増え、深煎りのコーヒーなら数杯飲めば薬理的に意味がある成分量になるそうです。

結果:浅煎りでも深入りでもいい成分あるんで、どんどん飲んじゃえよ!

って事らしい、でも一緒にタバコ吸っちゃダメよ。