意外とこれからは最近の若い者にまかせて俺たちおじさん達は金だけ出せばいいんじゃないだろうか?

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少し年をとるとすぐ出る言葉「まったく最近の若い者は・・・」という人がいる。

 

スマホばかりいじる
・独身ばかり
・草食系だ
・政治に関心がない

・根性がない

 

etc・・・

最近の若い者はというのは、古代エジプトから言われているという説もよく掲載されているが、これはどうも都市伝説のようだ。
はっきりと文献などに出てくるところでは、江戸時代に「かぶき者」と呼ばれる、奇抜な着こなしをしていた人たちを昔ながらの武家などが、まったく信じがたいと揶揄するものがあるらしい。
「かぶき者」は今でいえば、原宿のかなりラディカルなファッションリーダーだが、多少それを取り入れた裾を高くまくったり着物を着崩す流行に嘆いている年配の武士の文章などが残されているそうだ。
そういう意味では、今も昔もあまりやってる事は変わらないのかもしれない。

 

最近のわかもの..これからのわかもの?

もちろんマイルドヤンキーもたくさんいるし、毎日パズドラばっかやって遊んでばっかりの子達もいる。
でも、新しいデジタルネイティブの子達は限りなく取得できる情報を利用しておじさん達が、到底できなかった事をどんどん成し遂げていってる子達もいる。

僕たちは思春期にソーシャルやハンドヘルドデバイスやネットがある時代を経験していません、ネイティブでないからこそ見える事もありますが、ネイティブでないと見えない事もあるように思います。

なんたって、今はネットが繋がっていれば無限大に勉強できるんです。

 

まずはこの子
自分達の中学に文化祭がないの嘆き、自分達で企画して学校にプレゼンし、クラウドファウンディングで予算まで集めて実際に開催までこぎつけた中学生。

note.mu

最後に言ってるように、青春時代にスマホがなかったおっちゃん達には感覚がわからんので、是非君たちのまかすよwと言いたくなります。

 

次は山本君
14歳でTEDで英語でプレゼンし、見事なプレゼンを披露しスタンディングオベーションを受けた。自分自身の3Dモデルを作ることをプレゼンしている。

www.youtube.com

 

次は地元の小学校の廃校危機を救うためにクラウドファンディングで700万円集めた中学1年生。同じくTEDでもプレゼンしています。

地方再生で箱もの作ろうとしている大人は少し学んだほうがいいと思うね。

変に役人がイニシアチブを握るのではなく、今から住み続けて欲しい世代に提案をさせてはどうだろう?

結局役所で決済を下す、over50の人に理解できるプランじゃダメなんじゃないの?

tedxkidschiyoda.com

 

 

 

 

これからの未来は意外と明るいんじゃない?

この子達を見てると、日本なんとかなるんじゃない?と思ってしまいます。
彼らがそのまま伸びていく教育を、つまり邪魔をせずに、興味をどんどん探求できる社会が提供するのが大人の役割なんでしょうね。
そして彼らの失敗を経験させてあげられる、見返りを求めない出資ができるかどうか?だと思うんです。

 

投資がない日本

日本は、中小企業の社長が1度会社をつぶすと復活できない事が多いです。
人生を転落し、家から資産まで全て取られる事も多いのが実情です。
それは世界的にはめずらしいですが、借金などをするときに銀行などが個人補償まで求めるからです。
日本の銀行は健全なインベストメント機能を持っていません。土地や株券、個人補償などの担保を事業の内容を評価せずに求めます。
これは投資とは言いません。単なる金貸しです。
本来のインベストメントバンクの機能は将来性のある会社に投資し、その伸びしろを読んで利益を稼ぎます。
サラリーマンが自分の責任を回避するために「決定」を棚上げにします。
借金額に代替する資産を担保に取れるのであれば、だれでも金を貸します。何もいい大学を出た人間が審査部にいる必要はありません。
AIで十分です。先頃のAI時代の大量リストラは、これをやらない為です。利ざやを稼ぐ手数料ビジネスなら人の判断はいらない事務作業だけですからどんどんAIに変わっていきます。

 

新しい時代の感覚をもった子達にきちんと社会資産を投資できるかどうか?

これから新し時代のデジタルネイティブでありソーシャルネイティブな子達が考え出す情報ビジネスを、はたして還暦をすぎた人たちばかりが雁首ならべた銀行の頭取達が投資判断できるでしょうか?
2億貸すのに、2億相当の土地があればね〜、そんな資産を20代で持っている人がどれだけいるのか?

クラウドファウンディングは一つの形です。
ただ欧米にはハーバードや、MITの学生起業家に対してもって絞り込んだ投資市場やコミュニティがあります。大学での起業とのやりとりも頻繁ですし、投資に関する意識も高い。すべてがそのほうがいいわけではありませんが、突出したサービスや新しい起業を出すには、そこしかないように思います。
医療や他の技術でも大学で様々なビジネスの萌芽を咲かせる土壌があります。
どうも日本の教育はビジネスにアレルギーを持つ人たちがいてるようです。

また優れた子を優遇する事を差別と言う人たちがいます。ただ優れた子に優秀な社会資産となるビジネスを想像させないと、その他の子達を食べさせる事ができないのに。

教育の無償化もまずは、東大、京大、阪大などから行うべきだと思います。バカ田大学を無償にする必要などまったくないと思います。

マイルドヤンキーや、やる気のない子達をどうするかも
大人ではなく、彼らに考えさせればどうだろう?

そもそも俺たちの頃はなんて言ったって、解決なんかできないですよ。時代が違うんだから。

失敗するかもしれないけど、それを受け入れてフォローするのが本当の大人の度量というものではないだろうか?