キメラ抗原受容体T(CAR―T〈カーティー〉)細胞療法、米国で8月承認、日本は2019年度に治験を目指す

大阪大学の保仙直毅准教授(呼吸器・免疫内科学)らのチームが動物実験で免疫細胞であるT細胞を体外に取り出しがんの目印を認識して結合、活性化するように遺伝子操作を行った細胞を体に戻しがん細胞を攻撃して死滅させる事に成功したようです

http://leading.lifesciencedb.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/07/Hosen-6.e005-PDF.pdf

 

 

 

遺伝子操作によるがん抗原の研究では、がん抗原に特異的な「T細胞受容体(TCR)」を持ったT 細胞を、体の外でたくさん作りそれを体に戻して効果があるかが研究されています。

このTCRではなく、今回は「キメラ抗原受容体(CAR)」という種類のT細胞を使っています。

今月ネイチャー・メディスンに発表され、国内で2019年に治験を始める事を目指すそうです。

今まで治療の方法が限られた急性リンパ性白血病のような血液の癌で、かなり確信的な効果が得られるようです。

より効果があがる、確実にがん細胞だけを攻撃するようなメソッドを研究する段階に入っているようです。

あとは人間での治験で、副作用は問題が出ないことを祈ります。