丸亀製麺だけじゃない、地名をイメージでつけてるブランド

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SNSで話題になった丸亀製麺は、うどん県で有名な香川県丸亀市となんら関係がなく。東京都渋谷区が本社で1号店も兵庫県で単なるネーミングである。
また、名前を使われている上に、香川県の人からするとブランドに使うのに全然讃岐うどんじゃないので、あんなものを讃岐うどんと思われるのは不本意だと言うこと。
街の人は不本意な声をあげているが、実際に丸亀市には丸亀製麺はちゃんと付け届けをして抑えているみたい。

丸亀市のイベントのポスターを店舗に貼ったり。西日本豪雨の時は、社長が個人で1000万寄付したり。チャリティイベントの収益を丸亀市に寄付したり。
街の人がどういおうと、大人の事情で文句は言えないわけです。

 

 

 

 え?神戸屋って神戸じゃないの?

そんな事って実は、他にもけっこうあります。東京や関西で見かけるパン屋の神戸屋
神戸といえば横浜同様古くから洋食や欧州の文化が入りパンも美味しい老舗の店がたくさんあり、神戸ブランドのイメージは絶大です。
ところが、この神戸屋は発祥も大阪で、本社も大阪で由来と言えば創業者が神戸の製パン会社に一時期勤めていただけで、正直神戸のパンではぜんぜんありません。
この創業者、大阪で売り出す時に神戸パンとして売り出すという、今からがんがん炎上必須のやり口です。
その後レストランを西宮などから神戸に展開したので、後追いでイメージを補完していった形です。

 

串カツ田中は、東京?

「大阪名物伝統の味」と名打つ「串カツ田中」に東京都品川区。
1号店も世田谷区。社長は大阪出身だが、当時のパートナーである田中さんの父から受け継いだソースのレシピで開業とあるが、いろいろな飲食店をして壁にあたっていた人なので、このストーリーも後付けでは?と怪しい。ただ、飲み屋にもかかわらず、全席禁煙にした先見の明はすごいと思う。

 

串カツ田中は別にして、地名をブランド名にするのはどうでしょうね?
香川のうどんといっても、店によって千差万別ですし、商標として地名を認めるのは早い者勝ちなのもどうかと思います。なんか、新しい名前が出てくるたびに商標をとりまくる品のない人もいますね。
そんな人が、得する世の中はいやな気がします。