ブルーライトで目が悪くなるのは根拠がないと米国眼科学会が掲載
以前からきちんとした研究機関からはブルーライトによる視力低下はエビデンスがあるわけではないと言われていたが、巷には血液型の性格判断よろしく当然のごとく雰囲気科学が流布され、仕事をするときにブルーライト対応めがのかけるだの、スマホを見過ぎると失明するだのと言う極論も出回っていた。
リアル虚構新聞でおなじみのビジネスジャーナルも、例に漏れなく特集している。だがこれが極論というわけでなく、けっこう広く流布されていて商品もたくさん出ていました。目に悪いからと、仕事中はデザインを画面してJINSやZoffのブルーライトカットメガネにかけ直していた人も多いでしょう。
ブルーライト研究会なんてのもできたりしてね。
協会認定とか謳ってるけど、任意団体だしw
American Academy of Ophthalmologyが失明しないよって記事
American Academy of Ophthalmology(米国眼科学会)は、2018年8月20日にオフィシャルページで「あなたのスマートフォンからのブルーライトであなたを盲目になりません」というタイトルの記事をアップした。
ある研究者からは「This laboratory research is not a reason to stop using your screens.」と強く否定しています。
トレド大学の研究によると太陽光(自然光)でもパソコンやスマホのモニターと同じようにブルーライトは目に入るとレポートされています。
つまりブルーライトで失明するなら、自然光でも失明するということになります。
とにかく失明は極端だし、目に悪いかどうかも全然わからんということです。
さらに言えばブルーライトをカットしたメガネを長時間かけるのが、目に悪くないかも証明されていないということです。カットしたメガネをかけてて、どうなるかだれも調べてないぞ!って事ですね。
単純に目の疲れを避けるには「20-20-20」ルールを使えとDr KhuranaがAAOに寄稿しています。20分おきに、少なくとも20秒、20フィート離れる事だそうです。日本人にはフィートがピンと来ないので20フィートはメートルに直すと約6mです。
これ休めるというふうに書いているものも多いのですが、離れて見るというのがポイントなのは結局目のピントは筋肉なんで、同じ距離をずっと見てるというのが良くないらしいのです。つまり、遠くと近くを交互に見るのは軽い運動みたいなもんですね。
肩こりで腕をぐるぐる回すのと同じですね。
寝る前にスクリーンを見過ぎちゃダメ
これはブルーライトではなく、スマホでもTVでもPCでも同じだが寝る前に明るい画面も見ると脳が刺激され、睡眠を妨げるため健康上やめたほうがいいとも記載されています。つまり、だったらいつまででも見てていいかという事はないということですね。
どちらかというと、睡眠サイクルを狂わせるほうが問題だと言われています。
そういえば、不眠症や朝起きれない人の治療にブルーライトを規則的に使って睡眠サイクルを直す治療がありますね。
寝れない人や起きれない人にブルーライトを毎日ある時間にあてて、睡眠サイクルを強制していくやり方です。
すくなくとも就寝前2時間は画面を見ないのが良いそうです。なかなか現代人には敷居が高いですね。