「お金の若者離れ」と役に立たない人生アドバイス

2018/5/5の朝日新聞の二十歳の大学生の投稿が話題になっている。「お金の若者離れ」の現実を知ってという内容です。

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短い文章なので、全文読んで欲しい。

これに関して「その通りだ」という若い人の意見と、「いや、そんな変わってない」「頑張ってないだけ」という意見など受け取り方は世代や人によって様々です。

 

ニュースは他のニュースと並べて俯瞰で見てみよう

まず変わってないという年寄りどもにいくつか言いたい事がある、日本の経営も全部ではないが確実に変わって来ている。欧米の企業の幹部が驚く内容として日本の企業の役員が電車で通勤しているのを聞いて一様に驚く人が多かったようだ。

むかしは日本は役員や社長になっても、それほどの給料はもらえなかったが名誉職や天下りなどで生涯賃金をたくさんもらった。

それでも欧米の役員のように数十億などの給料はなかった。

www.nikkei.com

だが日本も、いい意味でも悪い意味でもアメリカのような経営業、社長屋のような人が増えてきて役員報酬や株の配当を重視するようになってきた。

そうすると、最終的に従業員を減らしたり給料を抑えたり、非正規雇用を増やすのが手っ取り早い。短期的に利益があがり配当が増え、巨額のインセンティブをもらってやめる。これがアメリカのメーカーをダメにした一因でもある。

もちろん10年先にメーカーをささえる研究は利益に相反するので減らす。アメリカの車がプリウスの最初の発売から10年たっても電気自動車を作れない理由はこれも1つある。ま、あとガソリンがシェールガスで安くなっちゃったのもあるけどね。

長期的視野がなくなる。開発はコストがかかりすぎるので、他社開発の買取、オーガナイズが多くなってくる。

つまり昔は日本は自己犠牲も求めるがチームや家族だったので、社長も1人のメンバーだったのです。ところが、欧米の考え方の基本は貴族の絶対的主従関係で、領主と農民なのです。農民のギリギリの生活の上で、領主がバカ高い絵を買っても良心の呵責は1ミリも感じません。

ある意味億をもらう役員が増えたということは、そういう風になってきたということです。だとすれば、次の内容に繋がる変な忠誠心は必要ない事になります。

 

 

 

人が貴重な社会で役にたたないアドバイス

次に好みが分かれるところで、私も彼の意見が全部良いと思わないが、この記事はよくまとまっていると思います。

bunshun.jp

日本が下り坂で人材が不足してくる時代に年配の我慢しろというアドバイスがナンセンスだというものだ。

会社に忠誠を尽くせというのも、自分達はもらえそうだけど俺たちの世代には退職金制度も変わるかも知れない。
なのに会社信じて働くとかバカみたいじゃんと思うのは当然ですよね。

会社は四半期の数字の都合で正社員減らしたり、退職早めたりするのに、会社信じろとか「はぁ!?」って感じですね。
年金だって、偉そうにアドバイスしてるやつがもらえる事はわかってるけど、そのあとは「やばいよね〜」ふにゃふにゃ・・って濁されてる。

余裕かまして車買ったり、旅行いったり散財できねえよ!って話ですね。

右肩上がりの時代の恩恵を受けた団塊の世代などが、俺たちはもらうけど、おまえらが選挙に行かないからだよ、とか言ってる。

そもそも、その世代にほうが人口比率多くて派閥政治でいきなり幹部になれない今の政治の仕組みではジジイ・ババアが立候補してジジイ・ババアが投票してる。
この人たちが日本の未来のためには自分達は不利だけど、こうするべきなんて判断ができればいいけど、残念ながらゆとり教育で育った子供達より「ゆとり老後」の人たちのほうが個人主義でやっかいだ。

議員の定数減らすなんて、ジジイ議員自身ができるわけがない。

 

ま、これを掲載して平等にとリベラルを訴える朝日新聞の平均年収は1214万だけどね。

しかも新聞売れなくなったけど不動産賃貸で儲けてるんで、近いうちに朝日不動産に名前変わるかもしれませんw