こじらせナチュラリストが言うオーガニックは無毒なんて嘘

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最近のオーガニックやデトックスで、オーガニックだから良い。国産だから良い。という文言が付いているのをみかけます。遺伝子組み換えではないですよっと。
最終的に子供達の口に入るモノは無農薬にしたい。
つまり

オーガニック=無毒

の脳内イメージを推してきます。

オーガニックだから体にいいの?

 さて、オーガニックは全て体にいいのでしょうか?もちろんそんなはずありません。

2009年に発表されたオックスフォードの調査データのまとめでは、1958年1月1日から2008年2月29日までの50年間の間の計52,471件の論文から、162件の研究のデータをまとめた結果をレポートしている。

https://academic.oup.com/ajcn/article/90/3/680/4597089

 

結果のところで

この研究で有機食品に報告されている結果でのこれらの栄養素の摂取は、健康上の利益をもたらすとは考えにくい。 重要な結論は、有機的に製造された食品は、栄養成分に関して従来の生産された食品よりも劣っていないということである。

というような事が書いてあります。

つまり、栄養素の量をを比較したが差はあまりなかったということですね。

またオーガニック信仰は違った問題も起こします。自然にもたくさん毒は存在します。
この季節山菜採りに行って、知らずに間違えて採取してしまい、中毒あるいは亡くなる方もいるほどです。山菜のギョウジャニンニクのそっくりな「イヌサフラン」、ニラと誤食しやすい「スイセン」などです。
トリカブトなどは毒で有名ですが、未だに年に数人わからずに食べてしまう人がいるようです。また火を通せば大丈夫というのも、いいかげんな話である。

 

イヌサフラン

アルカロイドのコルヒチンが含まれており、特に種に多い。
嘔吐、下痢、皮膚の知覚減退、呼吸困難。ジャガイモとも似ているために、ゆでて食べても毒性が残る。
葉の様子からギョウジャニンニクギボウシなどの食用のものと勘違いしやすい。

自然毒のリスクプロファイル:高等植物:イヌサフラン


スイセン

こちらもアルカロイド系のリコリンやタゼチンが含まれる。
悪心、嘔吐、下痢、流涎、発汗、頭痛、昏睡,低体温などの症状が出る。
花が咲いていればわかりやすいが、花がない状態がニラによく似ているので、間違って食べる人が年に数人出る。
間違って販売してしまった例もある。

www.sankei.com

トリカブト

その昔殺人に使われ有名になったが、葉の様子などを知る人は少ない。
紫の花が咲いていない時に食用にニリンソウと似ているため、まれに食べてしまう人がいる。
こちらもアルカロイド系のアコニチンが含まれ、手足のしびれ,嘔吐,腹痛,下痢,不整脈,血圧低下などをおこし,けいれん,呼吸不全(呼吸中枢麻痺)に至って死亡することもある。

ニリンソウとヤマトリカブト(東京都薬用植物園)

 

もちろんこの3つは、農薬も遺伝子組み換えもない、100%オーガニックであるw

 

 

 

恐怖の毒入りハーブティー

昨年サンフランシスコのチャイナタウンで買ったハーブティーを飲んだところ、体調が悪くなり数日後に死亡した。
他にも何人か体調が悪くなり調べたところ、中国から輸入したハーブの原料にトリカブトが入っていた事がわかった。
トリカブトは漢方などに使われるが、処理がいいかげんなもので毒性が残ったまま入れられたようだ。

ハーブティー=体にいい、というイメージの安直な考えが原因のひとつであると言えないだろうか?

www.cnn.co.jp

 

自然・天然は安全

色をきれいに見せたりする添加物もあるが、寄生虫も防いだり菌の繁殖をおさえたりするためにされている加工もある。
長年培ってきた安全のためのノウハウである。
土のついたままがいいとか、自然のままがいいと雰囲気聞こえがいいが。
ヒ素の含有率の高い土もある。
また、なるべく素材のまま食べるような風潮もあるが、煮たり焼いたり、干したりするのは人間が伊達にやってきたわけではないと思う。まして流通のしっかりしている日本だから言えるので、アジアの料理がだいたい火を入れるのは安全のためですね。

有機農法だから安全?

これには今違う可能性を訴える学者が出始めている。自然の食物が自らの種を敵対する捕食物から守るために毒性をまとうのは既知の事実です。

であるなら農薬を使わずと虫に食われずに生き延びた作物は毒性が高いのではないか?という論説です。もちろん全てが正しいとか思いませんが、生物学的知見では至極まっとうな理論です。

漢方は安全?

あとこういうナチュラリストは東洋医療に傾倒する人もクロスオーバーするけど、今はゲノム解析がはじまり漢方のかなり多くのものが意味がないことがわかってきています。そして漢方の効果のエビデンスがはっきりしたものは保険治療の効く薬にどんどん取り入れられています。
すべて間違いだとは思いませんが、期待を持ちすぎるのも考え物です。少なくとも癌は治ったりしません。

もし癌に対する有効成分があるなら、この癌の薬効がある薬を見つければ会社が10年儲けまくれる現代では各社が世界の情報をくまなくリサーチし、現実的なものは実証そして、期待できれば臨床に回しています。

今現代において、それに引っかかってないという事は、ほぼ薬効はないということです。たくさんの人が飲んで来たなら毒ではないでしょうが。

中国は皇帝の不老不死を求める時代に、いろんなものを皇帝にとりいって売り込むために食や薬を試しました、それがツバメの巣やフカヒレなどの美食と薬の漢方に反映されました。漢方は、ある意味当然ですがその時代は臨床や確認もなく、人柱が飲んで「あ、死んだ。ダメじゃん」みたいな感じでセレクトされていったものです。

ただ当時はプラセボ効果や本人の免疫力みたいなものはきちんと測られてないので、雰囲気の薬もたくさんあります。

現実に漢方で現代薬に取り入れられたものは、たくさんあります。なので、今もって漢方にのみ存在するものは、サプリくらいに思っておいたほうがいいかもしれません。

オルトレキシアに気をつけて!

1997年にアメリカの医師、スティーブン・ブラットマンが提唱した「正しい食事に対する強迫観念」です。

あまりに正しい食事にこだわりすぎて、潔癖症と同じようになり摂食障害を起こしてしまう事です。

これは、実はストレスと大きな関係があり、食べ物が身体に影響を及ぼす力はストレスに比べれば微々たるものなんです。

これはオーガニック商法の先進国アメリカで、

成長障害、栄養失調になっても認めない人たち。また、それによって人間関係も破壊してしまう。例えば「そんなものを食べてるなんて信じられない」と言葉にしてしまう。

それによって過度なストレスが実際に身体に影響を及ぼすのです。

ところが、この人たちはさらに自分の身体の不調は何か悪いものを食べたせいだと堂々巡りをしてしまい、ひどい場合は死にいたります。

人の身体は笑ったり、気分がいいと思ったり、美味しいと思うと免疫力があがる事が立証されています。

つまり、オーガニックをストレスを持ちながら食べるより、マクドナルドをめちゃ旨いと思って食べてるほうが身体にいいかもしれないのです。

このプラセボ効果の具合は個人差がありますが、そもそもオーガニックが身体にいいかどうかも個人差がありわからないのです。

同じ食べ物を食べて、アナフィラキシーショックを起こす人もいれば健康になる人もいるわけですから。一様に身体にい食べ物があるはずがありません。

ほどほどのしないと、身体にいい悪いなんて、何冊か本を読んだくらいでわかるもんじゃないじゃないでしょうか?