疑似科学EM菌信仰といろんな自治体のバトルが勃発
以前にも別の記事で書いたが、人をだまそうと思ってるやつのほうがまだよくて、間違った事を正しいと信じている奴のほうが達(タチ)が悪い。
このEM菌を水質改善や土壌改善、はては放射能汚染にまで効果があると言い出してる人ほど達の悪い者はいない。どれだけ理性的に反論しても、実験結果さえもないのに、ただ妄信的に正しいと言うのである。もうこうなったら完全に宗教である。
片瀬久美子さんが茨城県、広島県の2つの場合をレポートされています。
バトル勃発!
上記の記事はEM菌を土壌化の改善に使うのを自治体に進言し、断られたり逆に汚染原因となると指定されたり、補助金の対象からはずされたりした例です。
なにしろ一度信じた人たちは少しでも否定的な話が出ると、すべて陰謀だの、農薬の薬品メーカーや自治体の金儲けのために「自分達が押しつぶされた」と言い始める。
田舎大学の農学教授にいちいち圧力かけるほど国も霞ヶ関も、薬剤メーカーも暇ではないと思うのだが?
補助金をもらおうとしたり自治体に食い込もうとしたのは自分達じゃないの?
各自治体は、検証のために研究機関で出した実験結果のデータをもとに今の時点では「効果が確認できない」と結論づけています。それに不満であれば自分達も公開の実験結果でデータを提示すればいいようなもんだが。それをすることはない。その実験に、もっともらしい理屈っぽい難癖で、条件が悪いだのデータが信頼できないだのと言い出す。
いや、検証というのは実験条件を定義して、それを第三者がその通り行っても再現できないものは証明にはなりません。
比嘉照夫氏とは?
EM技術の開発者である、比嘉照夫氏(名桜大学教授、国際EM技術研究所所長、琉球大学名誉教授)という立派な肩書きの教授であるが、最初この人は農業技術の博士として土壌化改善などの微生物の力を生かし、効果のあるものを考えたというのである。
ここまでは農学部の教授として理解できる。後にこれも万能でない結果が実証で示されるが。
そしてそのあと金に走ったな?と思うのが、除染に効くとか癌にも効くとか言い出した。こういう善意の上っ面でやる疑似科学は、不思議な事に、お金の動くものにばがりたまたま効果があらわれます。
この琉球大学というところもミソですね、反自民の反保守の巣窟である教授の主張はナチュラリストやイデオロギーが乗っかり、もはやエビデンスの検証をすれば国家や与党の謀略などと言い出します。最後には安倍やめろ!とか
これがまた日教組と相性がいいんだ・・・
上記の水質や土壌改善についても、結果としても多くの農業学者も言うように、その土地土地で土着する微生物のほうが水質改善が期待できるという水質研究所の考えは、だれが考えてもまっとうな考え方である。
熱い沖縄と寒い東北の土壌が同じであるはずがない。
08年3月には福島県環境センターが「高濃度の有機物が含まれる微生物資材を、河川や湖沼に投入すれば汚濁源となる」と見解を公表した。
名指しをしていない物の、何を指しているかはすぐわかります。普段の日常で微生物資材を河に投げ込む事ないですから。
ましてや、除染ができる、波動がどうちゃらと言い出すと物理学者でも医学者でもないのに何言ってんの?という感じです。
そして、効果が派生していくところには必ず除染作業や自治体の活動など、助成金や補助金が絡む方向です。
放射能が減衰するということは原子核に微生物が作用を起こすということです。
もしそうなら物理学史の世界的な大発見です。おそらくそれが黙殺されてるのは陰謀でつぶされてるわけでも、政府の圧力でもなく、ただ単に専門分野の人から無視されているからです。
ようは学会で相手にされていないということです。
ヤバイ奴にはかかわらないに限ります。
無視できないほどの実証データや実験結果のデータがあるわけでもありません。
自治体の検証結果にもヒステリックに反対するだけで、だれも公開実験や論文によるネイチャーへの発表を行うわけでもありません。
出すだけなら論文も出すのはだれでもだせるわけです、学会や一流科学雑誌で話題にならないのは、おそらくだれもかかわりたくないんだと思います。
癌に効くに至っては、もう何でもありです。このパターン既視感たっぷりでもう飽きました。ワラをもすがる人から、お金を取るための詭弁です。
なぜかすごく真面目そうな女性とかで、無農薬野菜とか作る人に信仰者が多いようですが、もう少し客観的な意見を俯瞰で眺めてみてから考えてもいいように思います。
すくなくても臨床試験も実行していません。そこまで自身があるなら、是非ダブルブラインドテストでもなんでもやればいいのに。
これを読んだ上で、まだ取り入れてる自治体に住んでる人は、みなさんの税金をどのように使われてるかしっかり自治体に問い詰めたほうがいいですよ。
小学校で、信者の先生が子供達に川に散布しにいったりしてるんですよ、恐いですよね。
必ずそこには怪しいNPOや、推進団体がからんでいるはずです。
なぜかロータリークラブとも相性がいいようですね。
あ、沖縄の人多いもんね。
しかし、EM関係の団体は比嘉という名字がオンパレードですね、たまたま同姓なんですかね〜w
EM研究機構 代表 比嘉 新
株式会社EM生活 代表取締役 比嘉 新
公益財団法人自然農法国際研究開発センター 評議員 比嘉 照夫
認定特定非営利活動法人 地球環境共生ネットワーク 比嘉 照夫
EMボカシネットワーク 会長 奥村由勝 名誉会長 比嘉 節子
ホテル作れるほど儲かってんだ!
【公式】EMウェルネスリゾートコスタビスタ沖縄 ホテル&スパ
EM菌の風呂とか・・ガクブル・・・
あ、EM団子の水の浄化をイベントとして活動するNPOがあるって?
ふむふむボランティアで地球の事も考えて、それで?どういう団体だ?うんうん。
って!ここも理事長 比嘉 照夫っかい!
なんか、比嘉の単なるファミリー企業じゃん?
入ったら癌も治るとか言われるのかね?
お題は水だけど、こういう感じだよね
最終的に疑似科学の評定サイトで、非常に論理的な評価がされているので一読を勧めます。
地球上で最初に生まれた生物が光合成細菌。2000度でも死にません?
さて、この自治体や学校でのプレゼンでしばしば用いられる。2000度でもEM菌は死にませんの売り文句。もちろん客観的検証は1つも得ていない。
科学者の否定的意見にも、やれ実験環境だの、菌の扱いだのと言っているが、そもそも化学、物理学の根底をぶっとばしている。
菌とて有機化合物で、そんな温度では分子レベルで維持できない。
もしそうでない現象を再現できたら、是非実験条件を発表して欲しい。日本の化学・物理学の根底をゆるがすだろう。ただ、ほとんどこれを主張しているのはEM菌にとりつかれて液を売っている主婦とか、オーガニックフーズの店主などだ。
もし、それが正しいと言うなら否定派にも、こういう風に検証してみてください。必ず結果が出ますというメソッドをアナウンスするべきだ。ま、できないだろうけど。
2019年、令和になっても
年号が変わっても、まだわからない人がいるみたいですね。こういう、自分達は良いことをしていると瞬きせずに言う人たちに、どうも役人は弱いようです。
押し切られないで、税金を何に使うか責任をもって考えて欲しい、
「EM菌を使った肥料づくり体験」参加者募集 / 兵庫県小野市行政サイト
とくに学校に入りこんでいるものについては、自分の子が通う学校が大丈夫かどうか?是非確認すべきです。
なんか、今の学校って木登りとかもケガしたら責任が取れないって事なかれ主義なのに、どうして疑似科学をがっつり授業やプールの浄化するとかに取り入れちゃうんだろう。プールの浄化なんてバカじゃないの?と思ってしまう、塩素による浄化がどれだけ人を感染症や伝染病から救ってきたのか、理科でちゃんと学べるはずなのに。
これ自体が教育の敗北だよね?理科教えてるんだよね?
どうも、この方がまとめてくれた「行政機関に巣くうEM」を見るとかなりの主に左の方々のロビー活動があるようですね。
なんか全国的に税金をかすめ取ろうとする連動した動きを見てると、よくワクチンや日本の医療でカルテルや陰謀がなんて言うけど。こっちのほうが完全に陰謀じゃんと思う。
よくまあ、こんな科学的根拠に乏しいものに税金をつぎ込んでるな?左か右かの前に自分の自治体の税金を使い道みんなチェックしないとダメですよ。
ネットとスマホで、今は手元のGoogleでなんでも検索でき文献も参照できるのに近視眼的な物の見方しかできないのは何故だろう?
ジェイムズ・ティリー、英オックスフォード大学政治学教授が、人はなぜ陰謀を信じるのか?という事に言及している。
武器と同じで優れたテクノロジーも、使う人間が愚者であるなら世間を良く変えるものではないのだろうか?
2匹目のどじょう(土壌?w)を狙う人も出てくる
EM菌でお金を生み出せるのを見たら、それを真似するやつも出てくるよね、そりゃ
「微生物活性材バクチャー」
微生物の分解作用を急速活性させる働きがあります。国内では南は沖縄、北は北海道まで各地の水域を浄化してきました。
だそうです。
なんか、説明にすごーく既視感ありますよね。
社団法人とか、なんで簡単に認めるのかなー