年末ガキ使の浜ちゃん“黒塗りメーク”にクレームが出るだれかを攻撃してストレスを解消する人たち
年末恒例のガキ使でダウンタウンの浜ちゃんがアメリカンポリスという事でエディーマーフィーのビバリーヒルズコップの紛争で笑いを誘った。
今年もいろいろ文句なく笑わせてもらったが、この黒塗りに対してレイシズムではないかという意見が出てるそうだ。
この意見には、そもそも昔のシャネルズやコント、ミュージカルなどにおいて黒塗りで黒人を表現することにおいても疑問だと言われていた。
黒人の気持ちを考えた事があるのか?と、日本は意識が低いと
え?ちょっと待って?
そこまで言うと、違うんじゃないの?と言いたくなる。
そもそもシャネルズはレスペクトの意味での黒塗りだし、ミュージカルでプエルトリカンと黒人ギャング団の紛争を言葉で言っただけでは理解できないし。
もみ合ってる間に全然わからなくなるし、なによりリアリティがない。じゃあ日本語しゃべれる黒人で全部キャストしろって?
しかも、お笑いに関してこういう事をいうのはアメリカ人の中でも野暮な奴だと思う。
スタンドアップコメディーやサタデーナイトショーでは、人種や宗教の事も含めてネタにするし、一昔前の日本人といえば銀縁めがねに出っ歯で首からカメラをさげているように風刺しているのがほとんどだ。
私はジョンベルーシーがサタデーナイトショーの時にやっていた侍シリーズが大好きだ、80年代に侍はもういない!侮辱だなどど起こったりしない。
これはコメディーなのだから。
同じように、アメリカでもヨーロッパでも、インド人、日本人、イギリス人、フランス人ってこんなだよね〜というネタで笑わせる事や映画の中でもそのステレオタイプなイメージを利用して笑いを取るという事は日常的に行われている。
もともとニヒリズムやシニカルな面をまるめる事でお笑いというのは成立してるわけで、そもそも今の言葉狩りを笑いに適用するのはナンセンスだ。
松本などがアマゾンプライムに逃げていってるのもうなづける。
海外でも面白い事や実験的な事、ラディカルな事は有料チャンネルに逃げつつある。
それにしても、これなんか無茶苦茶だ。だれでも使えるカメラで盲目のスティービーワンダーにカメラを撮影させたり、テニスで全然当たらないところを出したり。
Kannon Camera - Saturday Night Live
映像がなかったが、エディーマーフィーとドライブで、運転するか?と言われたり。もう今の日本なら炎上間違いなしのオンパレード。
でもとうのスティービーワンダー本人は、けっこう好きでサタデーナイトショーには再三出演している。エディーマーフィーにはいつも毒づかれても、仲良しだ。
トムセレックと高倉健が共演したプロ野球の外国人助っ人を描いた映画「ミスターベースボール」には、トムセレックが心を通わせる高梨亜矢演じる日本人女性が出てくる。
これは、日本人の女性との恋を描くときに何回か見たが、この女性がトムセレックに風呂でマッサージを行うところがあるが、完全にソープランドやんそれ、一般の女性そんな事しませんってと思って見てた。
実は、外人が遊ぶときによく知っている人ははまる人が多いらしく、実際の助っ人外国人も好きな人が多いそうな。
変な着物着てたり、やたらメガネかけてたり、そんな事にいちいち目くじら立ててたら映画やコメディーなんて見れないですよ。
ソーシャルが出てきてから、とにかくだれかを叩く事で自分は上に上がると思ってる人が多いようだ、でもこれって昔安い居酒屋で「あいつらわかってねーわ」って明らかに金回り悪そうな奴が、世間全部に文句言ってるのがみんなから見えるようになっただけで、中身はまったくないんだよね。
どんな事でも、別の角度から見れば文句は言えるわけだし。まずもって、全然生産的じゃないんですよね。
テレビなんだから、チャンネル変えればすむ話で縛り付けて見せてるわけじゃないしね。今回追加版もそのまま放送した日本テレビに私は賛同します。