非日常の空想の世界で遊んで見ませんか?1度は読んで欲しいSF作品

ぶらぶらブログを見てると、このような記事がありSFがいくつか紹介されていました。

秋の夜長は、現実の世界を忘れる本を読みたくなる。 - 学校司書@非常勤

入門編だと思いますが、SFにも秀作はたくさんあるので、これを読んで私も紹介したくなりましたので、いくつか紹介します。

SFというと荒唐無稽な話が多く、今一つという方も特に普段文学を読んでる方には多いように思います。
ですが、今回ノーベル賞を取った

カズオ・イシグロなどもSFの部類に入りますが、その作品の世界は深く特にわたしを離さないでを読んだ時の感動が鮮明に覚えていきます。

日本でもドラマになりましたが、少し残念でした。どこが残念かというと、やはり番組で視聴率をキックスタートさせるために何か不穏な事がある雰囲気がすでに番宣や予告で出ています。この作品を読んだとき評判だけで入ったいったのも私には正解でした。

はじまりから途中まで、とても静かな淡々とした、しかし完成度の高い物語として小説が進行していきます。その小説のファサードの表情が抑えられ、しかも静かで完成していればいるほど、また同様に淡々と述べられる事実の異様さが浮かび上がってきます。

この表現は秀逸で、なかなか他に体験したことのない感想でした。

先にこの何かありそうな事を言ってしまうのは、この作品の意図した表現や周到に配置されたプロットを台無しにしてしまうものです。

今の数回視聴率が悪いと打ち切りになる業界には向かないものだと思います。

 

次に紹介するのは小松左京氏のゴルディアスの結び目です。

先ごとトランプ大統領のメキシコとの国境の壁を予言したと言われるアメリカの壁でも有名になりましたが、評論家の東浩紀宮崎哲弥さんもいろいろなところで言われていますが、小松左京くらい世間の評価が相応でない作家はいないように思います。

SFといえばアーサーCクラークやアイザック・アシモフフィリップ・K・ディックなどがあげられますが、小松左京は世界にほこる彼らと肩を並べての遜色のない作家だと思います。日本沈没や映画になった復活の日が有名ですが、是非ゴルディアスの結び目果てしなく流れの果てになどの重厚な作品を読んでみて欲しい。

読んでいなかった方は小松左京を過小評価していた事に気付くだろう。

 

 

 

 

次にお勧めするのはジェイムズ・P・ホーガンの星を継ぐものです。アニメが好きな方は「機動戦士Ζガンダム A New Translation 星を継ぐ者」のサブタイトルでオマージュされた事で有名です。そのルーツを知ってから読んで人も多いようです。

 中盤からのストーリーの圧巻の展開と想像力は一読に値するものです。クリエティブな想像力を堪能してください。この後これはシリーズ化され、その後のシリーズも楽しめますが、ダイハードしかりはじめの1冊は圧巻です。
荒唐無稽な解をいかに論理立ててリアリズムを持たせるか、作者の油の乗りきった時期の一冊でしょう。

 

これも有名なんですがジョージ・オーウェル1984年です。映画、舞台など様々にオマージュされ、村上春樹が「1Q84」でタイトルをオマージュしたものだが、内容は特に明示的な関連はない。深いところでつながるところがあるようだ。
近未来として書かれてる時代を、もうすでに超えてしまっているのは皮肉なものだが。
たこの本は新庄哲夫訳、高橋和久訳という新旧の翻訳で意見がわかれるところもあり、原書を読んで三冊よみくらべる人もいるほどだ。

 

ぐっとエンターテイメントにふってフランク・シェッツィングの深海のYrrです。ドイツ出身で、広告代理店と音楽プロダクションを経営する仕事のかたわらで小説を書き始めた変わった経歴。黒のトイフェルで95年に成功して2004年のこれを書いた。翻訳で少しリズム感が悪いところが気になりますが、途中からの「次どうなる?」感は半端ないです。長いですが、ざくざく読める本で、福井晴敏などが好きな人は合うと思います。

 

そして村上龍五分後の世界です。

SFかどうかは異論があるかもしれませんが、現在と違う未来を想像するのはSFだと個人的に思ってください。そして、この本は最後の数行の言葉で震えるために読みます。

この本を映画化しない日本の映画界はまったくイケてないと思います。

緻密の設計された世界観で想像される、今と違う現在を頭の中でVRで見ているように視野が展開していきます。

良い本というのは、まるでoculusで体験しながら、好きなときにドローンで空撮で見ているように頭の中のビジョンが映し出されます。
トーク番組でしゃべっている、ちょい偉そうなオジサンを見て本を敬遠されているとしたらもったいないので、是非読んでみてください。

コインロッカーベイビーズで社会に衝撃を与えた彼が、後の第1期、第2期とわけるとしたら第2期の代表作だと思います。

また続編であるヒュウガ・ウイルス―五分後の世界 2も単なる続きでなく期待を裏切りません。

ですが、まずは1冊読んで最後の数行で震えてください。