横暴にふりかざす正義は、とてもあぶないと感じるのです。たばこ1箱の価格を1000円以上に引き上げるよう申し入れたそうだ
官房長官と会い、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた受動喫煙防止対策として、たばこ税の増税により、たばこ1箱の価格を1000円以上に引き上げるよう申し入れた。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102500657&g=pol
ということだが、愛煙家のまとまりがなく団体などもないし、JTは財務省所管の特殊会社なので、逆らえるわけもなく。
いつものごとく打ち出の小槌のように税金をあげようとしてる。
でも、今回の言い方で
五輪からめるの関係なくね?
その時に町をきれいにするためだそうだ、こんな事言い出したらなんでもできちゃうよね。
実は過去にもそういう例はいくつもあって、大阪で花博といういまひとついけてない万博が開催される時に、町の路上生活者を公園や川縁からいっせいに整理しました。
ある意味町がきれいになったわけですが、普段からやればいいのに大義名分がないとできないのは、なんか違う気がするし、大義名分があると一気に認める民意や行政もへんな気がする。
あ、これ東京でもやるかもね、新宿とか..
たばこは癌の原因になるのか?可能性は高いですし、肺がんに関しては確かに一因となる可能性があげられています。否定派もいますが、統計から見て本当でしょう。
ただ都会に住んでいる私たちが排ガスの中で生きているのに、たばこが原因だけとは限りませんね。
都会に住むのも含めて、たばこを吸うのも個人の嗜好品のように思うんです。
社会で追い詰める事はないように思うんですよね。
社会の医療費を削除するなら、老人が電気当てたり、どこそこが痛いというのに病院で保険治療させて大量のビタミン薬を出すのをやめさせたほうが何倍も浮くんでは?
ずいぶん前にやめましたが、私はもう吸いたいとは思いません。
でも仕事でへとへとになった深夜にシングルモルトのウイスキーを飲みながら、バーテンとくだらない話をしながら燻らすタバコは絶対的に美味しいのです。
いつの世も不健康で背徳な香りのするものは、健康な時ほど美味しものです。
病気になってから、あれもこれもやめておけば良かったと思いますが、その時その時は自分で選択してやっていたもので、そういう事を考えるのはやめようと思いました。
体にいいのか悪いのか、量の影響を考えずにつきつめてはいけません。
つまり数ピコグラムの着色料や、保存料、ステビアやニコチンよりも少しのストレスのほうが全然体には悪い事もあるのです。そもそも数ピコグラムの着色料をデトックスできないのならキノコや野菜の毒性でもやられてしまいます。
たばこを老衰まで吸い続けてなんともない人もいるのです。しかも、今の老人の人は若い頃に吸っていた煙草はフィルターも入っていません。
良いと啓蒙する必要はありませんが、何事も正しいと信じて一方の主張の逃げ場がないくらい追い詰めるのは大人げないと思うんですよね。
いまさら吸おうとは思いませんが、かつては世界中に映画でたばこを喧伝し、たばこ会社のスポンサーとロビー活動で財を成したアメリカ社会がヒステリックに受動喫煙を訴える姿は滑稽です。いったいどれだけの映画にマルボローが出てくることやら。
よくいますよね、舌の根も乾かないうちに人の意見で主張を変えて、それを人に押しつける人。今の自分ができているかどうかわかりませんが、どうも今大人に徳がないように思うのです。
ネットやソーシャルで嗜好をセレクトし、友達をフィルタリングすることで逆に世間がせまくなってしまわないように気をつけないといけませんね。
今のネットの批判を見ても、逃げ場がないくらい追い詰める事をやってしまう。
横暴にふりかざす正義は、とてもあぶないと感じるのです。