1週間に1度、1時間着用するだけで乳がんの早期発見につながるIoTブラジャー

あやしい疑似科学商品ではなく、メキシコの19歳の天才青年ジュリアン・リオス・カントゥ(Julian Rios Cantu)が開発した画期的なテクノロジーを使ったプロダクトだ。

 

 

Celebrating with a ton of Buffalo Wings after getting a call that will change the future of Higia Tech and our lives!

Julián Ríos Cantúさん(@julianrioscantu)がシェアした投稿 -

twitter.com

 

今のところ日本円で13,000円弱

話題の商品「Eva」はすでに今のところ、待機リストへの登録がはじまっている。

開発当初は300ドル程度になるような計算だったが、そのアイデアに賛同した企業が協力し1着120ドル程度で販売されるようです。

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www.higia.tech

IOTで初期の乳がんを発見

Evaは200あまりの検出用のバイオセンサーが組み込まれ、乳房の体温変化のパターンや皮下組織の柔軟性、いわゆる“しこり”の有無を検出し早期発見を促すという。

腫瘍ができた箇所に、血液が大量に送られる事で体温の変化や柔軟性に変化が見られる事を継続的に監視し発見する。

乳がんは発生する人も多いが、早期で発見さえすれば寛解する可能性が高い癌でもあると言われている。そのためマンモグラフィーも3D化するなど、進化を遂げて来たがやはり検診に行くという回数は限られ、検査の痛さなども相まって早期発見の足かせとなっていた。

Evaを月に一度付ける事で、初期症状を自宅で発見することができる。

データはBlurtoodhでアプリで送信されAI(人口知能)が乳がんリスクを分析するらしい。

 

 

 

 

開発の動機は母親の治療

彼がEvaを作ろうと思ったのは13才の頃に彼の母親が乳がんになり苦しい治療の上に切除治療しなければならなかったためだ。

自分の母のつらい体験を見て、1人でもこのような苦しみに合う女性を減らしたいという思いから会社を創業し開発に乗り出した。

開発には様々な技術者た医学者が協力し、賛同企業も増え日本をふくめたアジアへの進出も検討されているという。

 

なんて、すがすがしいニュースだろう。

がん遺伝子検査で50万から100万円かかっていた費用を数万円にできる検査法を慶応大学が開発、6月臨床へ

 

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この開発は、検査方法自体は現在広く行われているゲノム治療の一部で、手術で切除した組織の一部などを遺伝子検査することで効く可能性のある薬や遺伝子変異を特定したりします。

ただこれまでは、検査が高額で選択する患者もかぎられるものでした。また検査の時間もかかるため、検査のデータの集積が思うように伸びませんでした。

慶応大学がこれまでの検査の遺伝子の読込回数を半分にし、1度に100人分の検査ができる機器を導入して数万円で検査ができる簡易法を今回提案し、6月から臨床が開始するそうです。

 

 

 

また多くの検査がアウトソーシングだった事で、外注費用などでコストを増やしていたところを、今回の簡易法では院内に機械を導入して、コストも所要時間も減らすとしています。

3年間で最大12,000人を検査し、データの変異などを情報として蓄積していく。

ゲノム解析のデータ蓄積と、広く医療格差をなくしていくための大きく有意義な試みですね。

簡易でわかれば、詳細な検査をすればいい!発想の転換

簡易法は読込回数を減らしために、遺伝子変異の有無は確定できないそうです。つまり検査の精度を落とすためです。ですが、疑われるかどうかは判定できるそうです。

今回今と同じ結果を得られないが、疑われるところまでわかるのはどれくらい検査の減らしても大丈夫か?という検証をしたわけですね。

良くない兆候が見れるときだけ高価で詳細な検査を行えばいいという、検査をしなかったための見逃しを減らせる可能性があります。

こんな風に医療がすすんでいけばいいですね。考え方を変える事で、また癌で苦しむ人を減らす事ができるかもしれません。

珈琲(コーヒー)を飲んで肝臓がんを予防。

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珈琲(コーヒー)によるカフェインの取り過ぎは身体に良くないと言われたり、かつての喫煙との組み合わせから不健康なイメージをもたれがちだった珈琲。

それが近年の研究で健康にポジティブな研究結果が出されています。

肝臓がんに効果があるのは、ほぼ確実

この情報、ほぼ確実と言っているのがどこか?によって情報の価値が変わりますね。

これは、国立がん研究センターが1990年から国内で開始され現在も続いている14万人程度の一般住民に対して一定期間のデータを取り調べる分析疫学で出された情報です。

一時的な結果ではなく、生活や検診のアンケートをさらに5年後、10年ごと調べ追跡します。

20年以上もがんの予防研究を行ってきた研究の統計的結果により導きだされた内容で理論を補足しています。

 

 

 

クロロゲン酸という抗酸化物質が豊富だから

この原因はクロロゲン酸というコーヒーに含まれるポリフェノールの一種です。抗酸化作用を持ち、血糖値を改善したり体内の検証を抑える作用があると考えられています。

このクロロゲン酸がコーヒの褐色の色や苦味、香りのもととなっています。

これらの事からコーヒーは糖尿尿予防に繋がります。

肝臓癌は糖尿病を発症するとかかりやすくなる癌なので、必然的にリスクが下がります。つまり「糖尿病予防」効果と「抗酸化作用」の2つの面でがんを抑制できると考えられています。

ポリフェノールの一種ですが赤ワインや他のものに入っているポリフェノールとはクロロゲン酸類は別の物で、コーヒー豆からはじめて見つかった物質です。

 

コーヒーを毎日飲むと肝臓癌のリスクは半分に

統計では、コーヒーをほとんど飲まない人に比べ毎日飲む人は肝臓癌のリスクが半分であるという結果が出ました。

その後の結果で何回か取り数値は修正されましたが、差異はあれど25%程度はリスク軽減が期待できるというものです。

肝臓がんに発展する最大のリスク要因である肝炎ウイルス感染のリスクも軽減される傾向が出ています。

身体にいいのは、深入り?浅煎り?

熱を通すと変化のするのは物質の性質です。フレンチロースト(深煎りの焙煎)やエスプレッソなどの火をよく通したものと、浅煎りとではクロロゲン酸は深く焙煎するほど減ることがわかっています。

では、浅煎りがいいんだね?と思うと

これがコーヒーの面白いところで、焙煎することで出てくるいい成分のあるということです。

東京薬科大学の研究によると、生豆の時点で含まれるトリゴネリンという成分は、熱により抗酸化作用を持つニコチン酸(ビタミンB群の一種でたばこのニコチンとは別物です)やリラックス作用をもたらすNMP(N-メチルピリジニウムイオン)といった物質に変化するそうです。

このNMPは焙煎するほど含有量が増え、深煎りのコーヒーなら数杯飲めば薬理的に意味がある成分量になるそうです。

結果:浅煎りでも深入りでもいい成分あるんで、どんどん飲んじゃえよ!

って事らしい、でも一緒にタバコ吸っちゃダメよ。

 

「お金の若者離れ」と役に立たない人生アドバイス

2018/5/5の朝日新聞の二十歳の大学生の投稿が話題になっている。「お金の若者離れ」の現実を知ってという内容です。

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短い文章なので、全文読んで欲しい。

これに関して「その通りだ」という若い人の意見と、「いや、そんな変わってない」「頑張ってないだけ」という意見も

 

ニュースは他のニュースと並べて俯瞰で見てみよう

まず変わってないという年寄りどもにいくつか、欧米の企業の幹部が驚く内容として日本の企業の役員が電車で通勤しているのを聞いて一様に驚く人が多かったようだ。

むかしは日本は役員や社長になっても、それほどの給料はもらえなかったが名誉職や天下りなどで生涯賃金をたくさんもらった。

それでも欧米の役員のように数十億などの給料はなかった。

www.nikkei.com

だが、日本もいい意味でも悪い意味でのアメリカのような経営業、社長屋のような人が出てきて日本の役員報酬や株の配当にこだわるようになってきた。

そうすると、最終的に従業員を減らしたり給料を抑えたり、非正規雇用を増やすのが手っ取り早い。短期的に利益があがり配当が増え、巨額のインセンティブをもらってやめる。これがアメリカのメーカーをダメにした一因でもある。

もちろん10年先にメーカーをささえる研究は利益に相反するので減らす。アメリカの車がプリウスの最初の発売から10年たっても電気自動車を作れない理由はこれも1つある。ま、あとガソリンがシェールガスで安くなっちゃったのもあるけどね。

長期的視野がなくなる。開発はコストがかかりすぎるので、他社開発の買取、オーガナイズが多くなってくる。

つまり昔は日本は自己犠牲も求めるがチームや家族だったので、社長も1人のメンバーだったのです。ところが、欧米の考え方は基本は貴族の絶対的主従関係で、領主と農民なのです。農民のギリギリの生活の上で、領主がバカ高い絵を買っても良心の呵責は1ミリも感じません。

ある意味億をもらう役員が増えたということは、そういう風になってきたということです。だとすれば、次の内容に繋がる変な忠誠心は必要ない事になります。

 

 

 

人が貴重な社会で役にたたないアドバイス

次に好みが分かれるところで、私も彼の意見に全部いいと思わないが、この記事はよくまとまっていると思う。

bunshun.jp

日本が下り坂で人材が不足してくる時代に年配の我慢しろというアドバイスがナンセンスだというものだ。

会社に忠誠を尽くせというのも、自分達はもらえそうだけど俺たちの世代には退職金制度も変わるかも知れない。
なのに会社信じて働くとかバカみたいじゃんと思うのは当然ですよね。

会社の四半期の都合で正社員減らしたり、退職早めたりするのに、会社信じろとか「はぁ!?」って感じですね。
年金だって、偉そうにアドバイスしてるやつがもらえる事はわかってるけど、そのあとは「やばいよね〜」ふにゃふにゃ・・って濁されてる。

車買ったり、旅行いったり散財できねえよ!って話ですよね。

右肩上がりの時代の恩恵を受けた団塊の世代などが、俺たちはもらうけど、選挙に行かないから知らないとか言ってる。

そもそも、その世代にほうが人口比率多くて派閥政治でいきなり幹部になれない今の政治の仕組みではジジイ・ババアが立候補してジジイ・ババアが投票してる。
この人たちが日本の未来のためには自分達は不利だけど、こうするべきなんて判断ができればいいけど、残念ながらゆとり教育で育った子供達より「ゆとり老後」の人たちのほうが個人主義でやっかいだ。

 

ま、これを掲載して平等にとリベラルを訴える朝日新聞の平均年収は1214万だけどね。

しかも新聞売れなくなったけど不動産賃貸で儲けてるんで、近いうちに朝日不動産に名前変わるかもしれませんw

 

 

アートな絵本、子供ってカワイイ絵が好きって思ってるの大人だけ問題

少し前にブログであげたこの記事

jinkosky.hatenablog.jp

で、話の流れで世の中にはいい絵本はいっぱいあるよという事でとても一般的に有名な絵本を数冊紹介した。

これが少し物足りなかったので、もっとアートな絵本も紹介したいと思う。

 

「カワイイ絵=子供」は大人の考えなのでは?

子供だからキャラくライズされたかわいい絵が好きかというと、まったくそんな事はありません。それは、どちらかというと大人の「かわいいね〜」というコミュニケーションに反応して教育されているものです。

事前知識を入れずにいろいろなものを見せてみてください。いろんな絵に興味を持つはずです。アート=難しいは予備知識の入ってしまった大人の考え方です。

 

読んで欲しい、読ませて欲しい絵本

北欧のデザイングッズに店にいくと良く置いてあるリサ ラーソン(LISA LARSON)のライオンの置物。そのリサ ラーソンによる数字のかぞえ絵本。

 

BABY NUMBER BOOK

BABY NUMBER BOOK

 

絵がとにかくかわいい、数字に伴い彼女のカワイイイラストの動物がどんどん増えていきます。棚に飾っても良し。子供がひっかかないように角が面取りしてあるところなども幼児向けのデザインです。

 


ロバートサブダは、ポッポアップブックつまり飛び出す絵本で有名な作家で、分厚い厚みの本をあけるとその1ページ1ページの仕掛けにワクワクが止まりません。

少し大きくなってから楽しむ本ですね。

子供は宝石を見るように、いろいろな仕掛けに夢中になります。

 

不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)

不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)

 

他のものをいいのですが、このトランプのページやアリスが家からはみ出しているページなどデザインが秀逸です。

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次は、同じ不思議の国のアリスをモチーフとしながらも異世界のように独特な世界の表現が絵によって表現されるALICETOPIA(アリストピア) 。

 

ALICETOPIA(アリストピア)

ALICETOPIA(アリストピア)

 

海外の作品の和訳のような雰囲気ですが、大竹茂夫さんという日本人の作家さんの絵です。シュールな絵を子供が好きかどうか先入観なしに見せてみてください。

 


 

出版不況に苦しむ先進国の出版業界が電子本へと移行が進んでいます。ところがインドのTarabooks(タラ・ブックス)は、とても非効率な本の制作を行っています。伝統的なアーティストが書いた絵を手漉きの紙に手作業でシルクスクリーンで印刷し手作業で製本します。ボローニャ絵本コンクールで絶賛され、子供の何を届けるのか?という問いを改めてなげかけた美術工芸品として作る絵本を子供に読ませてみてはどうでしょう?

 

水の生きもの

水の生きもの

 

 

夜の木

夜の木

 

 


 

ニューヨークの子供をかわいい子豚でオマージュしたオリビアはシリーズで何刷か出されています。

くるくるまわるおませな女の子の感じがとてもよく表現されています。ニューヨーク・メトロポリタン美術館の実際の絵が出てきて、ジャクソン・ポロックの抽象画はこんなのあたしでもすぐ描けるわ!なんて言って家で絵の具をなげつけたりします。

 

オリビア

オリビア

 

こんな事書いて、掲載を許可したメトロポリタンは怒らないの?と思ったら。彼女の言うことはまったく正しいというポロック談がついていたり。

アートのとらえ方の余裕が違います。

いちいち炎上させたりしません。

 


 

最後は寺山修司が文章を書いた「そだつ(五感のえほん9)」。

 

そだつ (五感のえほん9)

そだつ (五感のえほん9)

 

 五感のえほんはシリーズで出されていて、谷川俊太郎さんなどいろいろな方は書いています。その中でも寺山修司が書いた、この9は異才の作家だけあってなかなかめずらしい絵本ですね。

小竹信節は「寺山修司の宇宙」などでも絵を描いている、どちかと言うと絵本を書いている作家ではありません。この2人がどのような本を作ったのか?大人も合わせて楽しんでみてください。

 

癌の発見をもっと早く簡単に、リキッドバイオプシー(liquid biopsy)

ゲノム解析やIPS細胞・ES細胞・光免疫療法など、ゲノム時代の幕開けで治療の根幹が代わりはじめているが、それはもちろん治療だけの話ではない。
治療の技術が進むのはとてもいいことだが、やはり癌で言えば発見のステージの数字が多くなるほど、いくら新し治療でも助かる可能性は下がる。
いろんなところに転移していたり、腹膜播種のように細かくちらばっていたりすると体内のどこまで転移しているのかは把握しにくく、そこまで根治できるかは難しくなる。

早くに発見するれば根治の可能性も上がる

やはり病気を早く発見することは治癒への大きなアドバンテージです。そして検査が大がかりになればなるほど、検査は日常から敬遠され発見が遅れる事になります。

胃カメラ大腸内視鏡検査、MRIすべて大きな病院では半日がかりです。絶食もふくめてなかなか億劫になるのは否めません。
日々忙しい中で1日検査にあてるのは働きざかりの人には厳しい話です。
ですが、本当は一番検査に敏感になるべきである40代、50代が一番責任も仕事量も多い場合があることは否めず。どうしても検査を受ける事をないがしろにしがちです。

リキッドバイオプシー(liquid biopsy)

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そこで今研究は進められているのは、リキッドバイオプシー(liquid biopsy)というもので、今までの生検(biopsy)つまり内視鏡などでの組織の採取での調査から、血液などの体液だけで診断や治療効果予測を行う技術です。
これが確率すれば、採血だけで検査ができ、もちろん早期発見につながる事は間違いありません。
検査費、検査時間、検査工数、患者の負担感も解決できます。

技術のキーは腫瘍がある時にのみ出される微量の血液中物質(バイオマーカー)を捉える技術。この成分を正確に検出する技術の開発に、世界中のメーカーが今しのぎを削っています。難しい癌を治す技術が進まなくても、ステージ1や2の段階で発見できれば根治する可能性は格段に高くなります。
しかも採血だけなら、なにかのついでにやる人も増えるだろうし、大きな病院に行かなくても採血だけを近所のクリニックでしてもらい、検査結果だけを専門の施設で行う事が出来ます。
血液以外にも尿や唾液で判断する研究も進んでいます。これも、前の日から絶食してドックに行ったりするよりも簡単に提供できます。

 

 

寄生虫で癌を検出?

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九州大学は線虫という線形動物が特定の癌の成分の反応することを発見し、患者の尿から膵臓(すいぞう)がんや大腸がんを発見する研究をしています。
すでにかなりのエビデンスが確立されているそうで、19年末の実用化を目指しています。
この方法のいい点は血液と同じく尿だけで判断できる事で、検査が簡単に受けられる上に、線虫の繁殖がとても用意で検査コストが安くできる事です。

 

また尿とルーペさえあれば可能で、大きさ病院の施設でなくても町の病院でできる可能性があり、予防医療に大きな期待が寄せられるのもうなずけます。

先進国の医療施設でなく、アフリカの高度な医療施設のない地域でも培養して使える技術になる可能性があり、ひょっとしたら、数年後にノーベル賞を取るかもしれません。

どんなにすごい検査でも、大きな高い装置で大病院にしか導入できなければ効果の対象は限られます。
線虫による反応で部位まで特定できなくてもネガティブ反応が出てから精密な検査をすればいいというゲートウェイになれること。
現在の実験では9割を超える精度でがんを見分けられたという。

早く進んで、みんなが月に一回検査が受けれれば、早期発見の根治が増えるでしょうね。是非実現して欲しいものです。

1滴の血液から

血液検査でも大きな注射で採血されるのはなかなか億劫な人もいるかもしれない。だがジョンズ・ホプキンズ大学のパパドポラスの研究チームは1月18日付の『Science』誌に、DNAとタンパク質の分析を組み合わせた新しい血液検査法を発表した。この検査法を用いて、最も一般的な8種類のがんの有無を判定することに成功したという。

まだ癌の種類により判別の制度がバラツキがあるそうだが、卵巣がんでは98パーセントに達したという。指先の血液一滴で、検査ができるのなら検査を受ける人も増えるでしょう。この精度の向上や研究の推進にはAIが使われ、研究の推進に加速度を与えています。

パパドポラスは「現時点では検出する方法のないがんを、たとえ50パーセントでも見つけられるとしましょう。それはすなわち、50パーセントの患者が、治る見込みの高いステージ1で治療を始められることを意味します」と述べています。

確かに、抗がん剤やIPS細胞もそうですが、この技術の進化も期待されるべきです。

 

こじらせナチュラリストが言うオーガニックは無毒なんて嘘

最近のオーガニックフーズやデトックスで、遺伝子組み換えやオーガニックだから良い。国産だから良い。という文言が付いているのをみかけます。
最終的に子供達の口に入るモノは無農薬にしたい。
つまり

オーガニック=無毒

の脳内イメージを推してきます。

オーガニックだから体にいいの?

 さて、オーガニックは全て体にいいのでしょうか?もちろんそんなはずありません。

2009年に発表されたオックスフォードの調査データのまとめでは、1958年1月1日から2008年2月29日までの50年間の間の計52,471件の論文から、162件の研究のデータをまとめた結果をレポートしている。

https://academic.oup.com/ajcn/article/90/3/680/4597089

 

結果のところで

この研究で有機食品に報告されている結果でのこれらの栄養素の摂取は、健康上の利益をもたらすとは考えにくい。 重要な結論は、有機的に製造された食品は、栄養成分に関して従来の生産された食品よりも劣っていないということである。

というような事が書いてあります。

つまり、栄養素の量をを比較したが差はあまりなかったということですね。

またオーガニック信仰は違った問題も起こします。自然にもたくさん毒は存在します。
この季節山菜採りに行って、知らずに間違えて採取してしまい中毒、あるいは亡くなる方もいるほどです。山菜のギョウジャニンニクそっくりな「イヌサフラン」、ニラと誤食しやすい「スイセン」などです。
トリカブトなどは毒で有名ですが、未だに年に数人わからずに食べてしまう人がいるようです。また火を通せば大丈夫というのも、いいかげんな話である。

 

イヌサフラン

アルカロイドのコルヒチンが含まれており、特に種に多い。
嘔吐、下痢、皮膚の知覚減退、呼吸困難。ジャガイモとも似ているために、ゆでて食べても毒性が残る。
葉の様子からギョウジャニンニクギボウシなどの食用のものと勘違いしやすい。

www.yomiuri.co.jp

スイセン

こちらもアルカロイド系のリコリンやタゼチンが含まれる。
悪心、嘔吐、下痢、流涎、発汗、頭痛、昏睡,低体温などの症状が出る。
花が咲いていればわかりやすいが、花がない状態がニラによく似ているので、間違って食べる人が年に数人出る。
間違って販売してしまった例もある。

www.sankei.com

トリカブト

その昔殺人に使われ有名になったが、葉の様子などを知る人は少ない。
紫の花が咲いていない時に食用にニリンソウと似ているため、まれに食べてしまう人がいる。
こちらもアルカロイド系のアコニチンが含まれ、手足のしびれ,嘔吐,腹痛,下痢,不整脈,血圧低下などをおこし,けいれん,呼吸不全(呼吸中枢麻痺)に至って死亡することもある。

ニリンソウとヤマトリカブト(東京都薬用植物園)

 

もちろんこの3つは、農薬も遺伝子組み換えもない、100%オーガニックであるw

 

 

 

恐怖の毒入りハーブティー

昨年サンフランシスコのチャイナタウンで買ったハーブティーを飲んだところ、体調が悪くなり数日後に死亡した。
他にも何人か体調が悪くなり調べたところ、中国から輸入したハーブの原料にトリカブトが入っていた事がわかった。
トリカブトは漢方などに使われるが、処理がいいかげんなもので毒性が残ったまま入れられたようだ。

ハーブティー=体にいい、というイメージの安直な考えが原因のひとつであると言えないだろうか?

www.cnn.co.jp

 

自然・天然は安全

色をきれいに見せたりする添加物もあるが、寄生虫も防いだり菌の繁殖をおさえたりするためにされている加工もある。
長年培ってきた安全のためのノウハウである。
土のついたままがいいとか、自然のままがいいと聞こえがいいが。
ヒ素の含有率の高い土もある。
また、なるべく素材のまま食べるような風潮もあるが、煮たり焼いたり、干したりするのは伊達にやってきたわけではないと思う。

有機農法だから安全?

これには今違う可能性を訴える学者が出始めている。自然の食物が自らの種を敵対する捕食物から守るために毒性をまとうのは既知の事実です。

であるなら農薬を使わずと虫に食われずに生き延びた作物は毒性が高いのではないか?という論説です。もちろん全てが正しいとか思いませんが、生物学的知見では至極まっとうな理論です。

漢方は安全?

あとこういうナチュラリストは東洋医療に傾倒する人もクロスオーバーするけど、今はゲノム解析がはじまり漢方のかなり多くのものが意味がないことがわかってきています。そして漢方の効果のエビデンスがはっきりしたものは保険治療の聞く薬に取り入れられています。
すべて間違いだとは思いませんが、期待を持ちすぎるのも考え物です。少なくとも癌は治ったりしません。